![]() 【写真:パリの夕暮れ】 |
フランスは9月初めから新学期に入り,バカンスから戻ってきた人たちが続々と仕事に復帰しています.今年の様相は例年のものと少し違いました.新学期の少し前から,教員不足が顕著になっていると言うニュースを耳にしました.
さらにはバスの本数が減っているように感じていた昨今でしたが,それを裏付けるように,公共のバスの運転手が不足していること,レストランやホテルの人員不足が問題となっています.想像がつくように,コロナ禍で職を追われた人々が他の仕事に就くなどしたためです.
それに加え,これらの職種は仕事の量の割には給与が少ないと言うこともあり,環境の改善が早急に望まれます.教員不足を解決するために数週間の見習い期間を経て現場に着くという今までは聞いたこともないシステムを自治体が導入しています.
![]() 【写真:パリ大学「ソルボンヌ (Sorbonne)」】 |
そして,朝から深夜まで長時間に渡る労働で知られる飲食業もまだまだ人員不足に悩んでいるようです.
最近では週の前半のお昼のサービスを止め,夜のサービスに特化するところや,週の半分のみランチのサービスを行う飲食店も出てきています.今後も労働環境の改善は徐々に進むことになるでしょう.