
コロナ禍を経て以前に増して多くのパリジャンたちが自然を求めるようになったと感じます.
自然を求めて郊外の庭付きの家に引っ越したり,地方に移住するケースを私の周りでも耳にします.自然を満喫する体験型のアトリエやアクティビティも最近人気だと聞きます.
私も友人に誘われてパリから電車で一時間半ほどのところにあるエッソンヌ県にある花農家が主催するブーケアトリエに参加してきました.
![]() 【写真:童心に帰って 花摘みを楽しみました.】 |
午前中はこの花農家を案内していただいたり,ブーケを作るための花々を摘みます.
ここで受けた説明で感銘を受けたのは,ここで働いている方々は社会復帰するための職業訓練を兼ねているということです.様々な背景を持つ人たちがそれぞれ働く意義や喜びを新たに見出してもらい,より自信を持って社会に復帰もらうための手助けをしているとのことです.
なんと素晴らしいアイディアでしょう.
![]() 【写真:用意された農家直送の 新鮮な野菜料理の数々.】 |
数えきれない種類の花々が綺麗に咲き誇るお花畑で,出来上がったブーケをイメージしながら花摘みをします.
思わず童心に帰ってしまいました.昔子供の頃に時間を忘れてシロツメグサを摘んで花冠を作ったのを思い出しました.
花摘みを楽しんだ後は昼食が用意され,同じくこの農家で栽培された美味しく新鮮な野菜と果物の数々を満喫.
![]() 【写真:出来上がったブーケを抱えて パリに戻ります.】 |
午後のブーケ作りは実に楽しく,参加者それぞれが思い思いのブーケに仕上げていました.
出来上がったブーケはそれぞれの個性が垣間見られ,実に興味深いものです.
大都市に住むと何かとストレスも多いものですが,なんとも貴重な息抜きで楽しいアクティビティでしょう.心身ともに実にリフレッシュできた1日でした.