![]() 【写真:お目当てのレストランやパブで食事をする時 は,あらかじめ予約しておくのが安心?】 |
いつの間にか世間は夏休みになっているようですね.
パンデミック3年目となりますが,まだ新型コロナがしつこく残っていることに腹立たしさを感じます.いい加減終息して〜!
それにしても,今年はコロナどころか戦争になるわ,異常気象で酷暑になるわ,と踏んだり蹴ったり.
しかも今は,皆が長期でバカンスに行きたい夏休み,それなのにストライキやスタッフ不足で肝心の飛行機がキャンセルになったり,飛行機に何とか乗れても今度はロストバゲージになったりと,世界各地の空港で受難が続きます.
![]() 【写真:キンセールの町にあった,可愛いカフェ】 |
少し前に読んだニュースで,アイルランドにルーツがある両親の遺灰を祖国に連れて帰るため,米国からダブリンまで来た女性が,ロストバゲージで遺灰もなくされてしまい,両親の親の故郷の町まで行けずに困っている,と書かれてあって気の毒に思いました.
早く遺灰入りのスーツケースが見つかると良いな…….
過去2年のコロナ禍で,レストランやカフェ,ホテルなど飲食業,そして宿泊業や旅行関係会社といった観光業に関わる仕事についていた人たちの多くが職を失いました.
現在旅行業などの需要が高まっているものの,かつてこういった業界で働いていた人たちが戻ってくることはほとんどないのだそう.痛い目に遭ってきていますし,もう不安定な職場で働きたくない,と考える人が当然ながら多いのでしょう.
アイルランドでも,観光客が殺到する地域では,ぶらっと気軽にレストランへ入っても「予約をしていますか?」と聞かれたりすることも.
親しい友人がコーク州(Co. Cork)のキンセール(Kinsale)という,観光客に人気の町に住んでいるのですが,そこでもランチやディナーへ行く時は,予約をしていかないと席が取れない!と嘆いていました.
そんなカオスな夏休みなのですが,逆の見方をすれば,観光業や飲食業で仕事を探したい人にとっては,競争率が下がっている今,仕事をゲットできるチャンスかもしれません.
もちろんブラックな職場に当たらないよう,あらかじめリサーチは必要だと思いますが(スタッフがストレスをためて働いていないか,とか就業規則がきちんと明記されているか,など)――.
![]() 【写真:スイスの観光地,ツェルマットも 観光業での人不足に困って いるそう(画像はイメージ)】 |
先日友人に聞いて驚いた話があります.
アイルランドではなく,同じく観光業が盛んなスイスの話なのですが,あるスイスの高級ホテルでも人不足に困っているため,なんと有給休暇を50日/年与える(!)なんていう条件で求人募集を出しているのだとか.
1年契約で,接客経験や語学力(英語かドイツ語)が必須ですが,外国人でも労働許可のスポンサーになってくれるらしいので,興味のある方は問い合わせてみるか,履歴書を送ってみてはいかがでしょうか.
●Cervo Mountain Resort Hotel(Swiss Confederation)
https://cervo.swiss/en/culture/team-jobs
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