アイルランドの美しい民泊 : セルフケータリング <br> | ワーキングホリデー通信
ワーキングホリデー通信
アイルランドの美しい民泊 : セルフケータリング


こんにちは.9月もそろそろ終わりが近づいてきました.私は,少し冷え込んだ澄んだ空に月と星が見えるこの時期が大好きです.まだ寒いとは言えないけれど,秋になって冬に突入しそうなそんな空気なのです.

さて,今回はご縁があって民泊を運営している方とお話しができたので,その民泊についてご紹介したいと思います.

今回ご紹介する民泊は,Wicklow県にあるMinmore mewsという所です.民泊は通常朝ご飯つきが多いですが,ここはセルフケータリングといって,キッチンがついていて,自分たちでスーパーなどで食材を買って料理をするスタイルのアコモデーションです.



【写真:Donalさんは左から2番目】

主に運営している方はDonalさんという方で,Donalさんの叔父さんが購入した200年以上前の建物を宿泊施設に改装したようです.Donalさんの叔父さんは,元はこの土地で羊毛事業をしていたようです.Donalさんは若い頃,韓国で英語教師をされていたようで,その際,日本にも訪れた事があるようです.日本やアジアの文化に大変興味を持っているとのことです.


コロナウィルスのパンデミック前は,ヨーロッパ各地,そしてアイルランドのこの土地に遠い親戚のいるカナダ人などが,泊まりに来ていたようです.アジアからのお客様は少なかったとのこと.

それはきっと,Minmoreというこの土地が,Wicklow県の観光地から少し離れたところにあるから,とおっしゃっていました.Wicklow県といえば,観光地のグレンダロッホなどで有名ですが,そこから車で45分くらいのところにこちらの宿泊施設があります.有名な観光スポットからは離れていますが,観光客であふれない,地元の人のやさしさに触れられるのが魅力とのこと.小さな町なので,パブもすぐそこにあるのです.

土地のMinmoreはアイルランド語で, Big Bog 大きな沼地 という意味で,Mewsは,Courtyard of buildings 直訳すると,建物内にある中庭という意味だそうです.

Donalさんは大学卒業後,大学院で「持続可能な農業」について勉強し,アコモデーション内の庭や畑を叔父のジョンさんと一緒に手入れをし,家庭菜園を営みながら,お客様に新鮮な卵も提供できるとのこと.

農業やガーデニングに興味があれば,きっと沢山お話しもしてくれることでしょう.今まで日本からのお客様が訪れたことはないけれど,Donalさん本人は日本へも行ったことがあるので,ぜひお客様がいらっしゃったら,交流したいし,歓迎したいとのこと.



観光の本には載っていない小さな家族で営んでいる民泊ですが,丘の上にある美しい宿泊施設で,心身ともにリフレッシュできる,そんな素敵な所です.

URLはこちらです.
https://minmoremews.com/

こういった小さな町へ足を運び,地元の人と交流するのも旅の醍醐味ですね.是非皆さんも,こちらに泊まることがあれば,Donalさんとお話しをしてみてください.きっと温かく迎えてくれることだろうと思います.



2021/09/28(火) Milly
No.6759 (アイルランド)

TOPに戻る

(C)copyright 2025
ワーキングホリデー通信