![]() 【写真:かけうどん1杯約600円という, 安い値段設定もウケている (Timeoutより)】 |
成人のワクチン接種率は8割を超えましたが,依然としてコロナ収束の気配が見えないイギリスです.連日,新規感染者数は3万人を超え,私の住むスコットランドに至っては,なんと45人に1人が感染しているそうで(9月上旬現在),今までで一番コロナを身近に感じています.
こんな状況ではありますが,ワクチンのおかげで重症リスクは着実に減っているようで,規制は全解除され,少しずつ日常を取り戻しつつあります.
そんな中,パンデミックの影響で長らく開店が延期となっていた,讃岐うどんの専門店「丸亀製麺」がオープンし,話題になっています.場所はロンドンの主要駅,リバプールストリート駅近く.丸亀製麺といえば,打ち立て,ゆでたてのうどんが食べられるお店ということで知られていますが,ロンドンのお店では天ぷらやおにぎりなどのサイドメニューや,薬味が好きなだけトッピングができる「薬味コーナー」もあるそうです.
気になるメニューですが,日本でも人気の釜揚げうどん,かけうどんのほか,現地向けにアレンジされた豚骨うどんやチキンカツカレー丼などが揃っています.一番人気は肉玉うどんで,豚骨うどん,チキン白湯うどんなど,日本にはない商品が上位にランクインしているそうです.予想通りといった感じですが,やはりお国柄が強く出ますね.さらに,植物性のだしを使ったヴィーガンうどんなどもあり,ヴィーガンの人も気軽に楽しめるお店になっています.
7月末の開店当日はオープン前から100人以上の行列ができ,ロンドン在住の友人によれば,9月現在でも並ばないと入れないそうで,イギリス人の日本食への関心の高さが伺えます.
スーパーのアジア食品コーナーなどでもよく見かけるようになったうどんは,こちらでは「UDON」と呼ばれ,少しずつですが,浸透しているように思います.丸亀製麺はヨーロッパ全体で100店舗近く展開する予定だそうなので,近い将来,スコットランドにもぜひお店ができて欲しいものです.
<参考サイト>
https://marugame.co.uk