パスサニテール導入とともに再開される文化活動 フランス<br> | ワーキングホリデー通信
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パスサニテール導入とともに再開される文化活動 フランス


【写真:気持ち良い気候が訪れたパリ】

8月に入ってから衛生パス(パス.サニテール)が導入され,フランスにおいて人が集まる場所,イベント,レストラン,病院,介護施設,2万平方メートルを超える商業施設においてワクチン接種完了証明,または陰性証明がQRコードになったものの提示が必要になりました.すでにこの提示義務が導入されていたフライトに加え,長距離の電車でも提示が義務になります.


衛生パス導入に反対する人のデモがフランス全土でここ7週にわたって毎週土曜日に行われていると同時に,私が最近行ったレストラン,ライブハウス,イベントなどでは衛生パスチェックがすでに徹底されていました.というのも,違反したらお店や主催者,そして提示しない人にも罰金などのペナルティが課されるからです.さらに,人が多く集まるライブハウスでは,通常の75%に入場制限をしています.



【写真:野外ライブ】

友達とレストランに行ったり,シアター,ライブに友達と行くなど,以前の生活を楽しみたいと願う人は多く,入場制限によって出来た長い列にも一定の理解を示している印象を受けます.まだルールが徹底されていないため,現場の混乱は感じるものの,久しぶりに足を運んだライブでは,多くの人々がとても嬉しそうに音楽を満喫している表情が印象的でした.レストランでは,以前と少しルールは変わったものの,依然とほぼ変わらずみんな食事を楽しんでいました.




【写真:野外ライブ】

これから新学期を迎え,話題の焦点は子供へのワクチン接種や職場での衛生パス提示義務などになります.一般的にウイルス感染が増える冬を迎えるまでにまだまだ混乱する兆しはあるものの,いづれにしても,長いトンネルを抜けだすための希望の光が一刻も早く見えるといいなと切に願います.



2021/09/07(火) Paris Eyez
No.6754 (フランス)

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