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今年だけアイルランドの祝日が一日増える…かも?


【写真:早く新型コロナが収束して,
観光客が世界中から再び
来てほしい!と願うホテルや
B&B業界は多いはず.】

長らく厳しく長いロックダウンが続いていましたが,夏に向け少しずつ規制を緩め始めたアイルランド.

2021年5月17日からは,不要不急の店舗が営業再開し始め,来たる6月2日からはホテルやB&Bといった宿泊施設も,宿泊客対象に営業をすることが可能になります.
とはいえ,長く営業停止を強いられ,職を失った人も多くおり,国外からの観光客もまだ自由に入国ができない現在の状況で,引き続き観光.飲食業の困難は続きそうです.

そのため,今提案として挙がっているのが「観光業を少しでも助けるため,今年だけは9月に1日祝日を増やそう」というもの.なぜ9月なのかは分かりませんが,9月は祝日がない月の一つであることと,夏休みを延長しやすい月というのがあるのでしょう.



ちなみにアイルランドの祝日は以下の9日です.



私が初めてアイルランドの地に足を踏み入れて,この国の暦で驚いたことが2つあったのですが,一つは祝日の少なさ,そしてもう一つは不可思議な『バンクホリデー(Bank holiday)』なる謎の祝日でした.
聖パトリックデーとかクリスマスなど分かりやすい祝日に比べ,『バンクホリデー』って何を記念している祝日なの?と思ったものです(笑).


バンクホリデーの起源は,英国が1871年に設定した『バンクホリデー法』から来ているようで,当時アイルランドは英国の支配下にあったため,独立後もバンクホリデーがそのまま残っているよう.
その名の通り,もともとバンクホリデーは銀行や金融機関のみが休業する日で,この日は銀行が休みでもバックオフィス業務で銀行員たちが忙しくしていた日でした.それが後に一般の商店や学校などに広がって,最終的には国の祝日になったようです.

年間16日の祝日がある日本や,他のヨーロッパの国々と比べて,やや祝日が少なめのアイルランド.今年だけといわず,毎年あと1,2日祝日増やしても良いのでは,なんて思ってしまいます(笑).


それまでにワクチン接種がこれからも進んで(効果的治療薬でも出ない限り,現在はワクチン頼みになるので),今年中にすっきり新型コロナが収束してくれたら一番良いな,と願う今日この頃です.



2021/05/25(火) Uisce
No.6723 (アイルランド)

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