美術館,再々スタート! ミラノ<br> | ワーキングホリデー通信
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美術館,再々スタート! ミラノ


【写真:中断されていたティエポロ展が再開.】

イタリアは新型コロナウィルス感染状況によって州ごとにレッドゾーン(自治体内での移動禁止.小売り活動禁止のロックダウン状態),オレンジゾーン(自治体をまたぐ移動は禁止,小売り活動は平日のみ可,飲食店はテイクアウトのみ),イエローゾーン(州をまたぐ移動は禁止,飲食店は午後6時まで営業可,美術館.博物館も平日のみ開館)と色分けされて管理されています.

そして2021年2月1日からイエローゾーンに入った多くの州で念願の美術館が再々オープンになりました.これで去年10月末から非公開となっていた展覧会の再開が可能となったわけです!



【写真:人数制限されているので
ゆったり鑑賞できる.】

私が住んでいるミラノを州都とするロンバルディア州では慎重に慎重を重ねて,一気に再開させるのではなく,段階を経てオープンさせることになりました.そして企画している来月2日から7日までの間のMuseo City 2021のイベント開催に合わせて州内の美術館.博物館を再々開すると発表.

もちろん今まで同様マスク着用や検温,消毒,ソーシャル.ディスタンスを保つなどの安全指針に従わなければなりません.また入館に際してはオンラインでの予約やチケット購入が推奨されていますし,その他イタリアの文化財.観光省が提示した安全指針に従う必要があります.




【写真:ポルディ.ペッツォーリ美術館内.】

またせっかく再々開して,またすぐに感染者増加により閉館に追い込まれた地域もあります.どこも厳しい感染防止対策が求められ,その対応は様々です.これからは状況に応じての臨時休館と再開が頻繁になっていくのかもしれませんが,臨機応変に対応していく柔軟な姿勢が大切なのかもしれません.

今のところ開館後は通常通りの営業時間を維持し,ただし週末は強制閉館,そして午後10時までが最大の営業時間となります.




【写真:ボッティチェッリ
『書物の聖母』が美しい.】

ミラノで一足先2月4日から再々開した美術館に足を運びました.スカラ座広場にあるガッレリア.ディタリア美術館では中断されていた「ティエポロ展」が延長されて展示中.人が集中しないように入り口で人数制限,検温.そして会場内はゆったり鑑賞できるようになっています.

また有名なポルディ.ペッツォーリ邸宅美術館は予約は特に必要ありませんでしたが,再開を待ちに待ったミラノの人たちが数人,常設展示を懐かしむように鑑賞されていたのが印象的でした.



2021/02/23(火) Maliarda
No.6697 (イタリア)

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