![]() 【写真:国際会議場がワクチン接種センターに (Edinburgh Liveより)】 |
スコットランドでは12月から,順次ワクチンの接種が始まっています.ワクチンの接種の状況はイングランドよりもやや遅れているようですが,2月5日までに最もハイリスクとされる,ケアホーム入居者やソーシャルワーカー,80歳以上の人への接種を完了予定だそうです.
現在の主なワクチンの接種の会場はスポーツセンターなどの公共施設ですが,ワクチンの普及をさらに加速させるため,2月1日に,エディンバラ市内に大規模なワクチン接種センターがオープンしました.同ワクチン接種センターは,パンデミック前は国際会議場として使われていた「EICC (Edinburgh International Conference Centre)」です.
ここでは,週あたり21,000人以上にワクチンを接種できる予定だそうで,スコットランド全体では2月末には週あたり400万人にワクチンを接種することが可能になるようです.
ワクチン接種にあたり,スコットランド政府は以下のようなルールを設けています.
現在のところ,今年の秋までには18歳以上のすべての人に1回目の接種を行うことを目標としているそうですが,6月以降はワクチンの供給量が未確定のため,それにも大きく左右されることになりそうです.ワクチンの接種の時期については,下記のサイトで随時確認できます.
https://www.omnicalculator.com/health/vaccine-queue-uk
イギリスはアストラゼネカ製のワクチンをはじめ,7種類ものワクチンをオーダーしているため,どのワクチンを接種することになるのかも非常に気になるところです.パンデミックを脱するための手段の1つと言われるワクチン.政府の計画通り,順調に普及してくれることを願うばかりです.