今年の年末年始の様相 パリのマルシェ<br>This New Year holidays in Paris takes on a completely new appearance | ワーキングホリデー通信
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今年の年末年始の様相 パリのマルシェ
This New Year holidays in Paris takes on a completely new appearance


【写真:地方生産者を招いたマルシェ.
こちらはシェーブルチーズの生産者】

今年のクリスマスのお祝いは例年と違い,規模を縮小して行われる模様です.

12月中旬に外出規制が緩和されたパリでは,一斉にクリスマスムードが高まりました.街では多くの人が,社会距離を保ちながらも商店でのクリスマスショッピングを楽しんだり,年末年始に頂く御馳走,シャンパーニュやワインを買い求める人々で賑わっていました.
地方の生産者を招いたパリのマルシェでは,コロナ禍で打撃を受けた農家や地方特産品の生産者たちを応援しようという姿勢で,彼らの販売する農産物や商品を積極的に購入している人が多かったのが印象的でした.



これから本格的な冬を迎えるフランスをはじめとするヨーロッパでは,新型コロナの第3波を懸念する不安な気持ちと,長く続いた不便な生活に一息ついてクリスマスくらいはお祝いしたいという気持ちが入り混じっているのを感じます.




【写真:パリ郊外のイルミネーション】

今年は長距離旅行やスキーバカンスに出かけられないため,移動を控えたり,パリ近郊,フランス国内,ヨーロッパ内で移動,家族や親しい友人たちとクリスマスや年末年始を過ごす人々が多いようです.いづれにしても節度を保ってお祝いを楽しみたいところです.


年末からヨーロッパではワクチンの接種も始まります.新しく迎える年は,長く続いた不安な生活が少しずつ改善され,より明るく前向きに,そして何よりも健やかに過ごせる年になることを切に願います.コロナ禍を経て覆された以前の常識に代わる新常識(ニュノーマル)がより一般的になる年になるのでしょうか.

皆さんにとって素晴らしい一年になりますように.



2020/12/29(火) Paris Eyez
No.6677 (フランス)

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