外出制限で増えるオンライン活動 パリ<br>Increasing online activities in Paris due to the national lockdown | ワーキングホリデー通信
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外出制限で増えるオンライン活動 パリ
Increasing online activities in Paris due to the national lockdown


【写真:休業中のカフェ】

クリスマスを1ヶ月先に控え,いまだに外出制限が続くパリでは,レストランやカフェ,そして商店などが閉まっていて,なんとも寂しい街の雰囲気です.パリ名所でも観光客も見かけることはありません.

3月に続いて2度目の休業を余儀なくされた飲食店や営業を認められていない小型商店などは,経営が圧迫されており,大変な年越しとなることは必須です.







【写真:マルシェも普段に比べ寂しい人出.】

今回の外出制限下では,学校は継続されており,会社もリモートワークが不可能であれば,会社に行くことが認められています.役所の窓口も開いています.よって,前回の外出制限時と比べると人の出は増えている印象です.

そして,より多くの人が新型コロナウイルスの感染増加の深刻さを以前に増して認識したのか,マスク着用がより徹底されている気がします.今回が二度目の外出制限ということで,前回よりリラックスしている様子も伺えます.





【写真: 閑散とするサン=ジェルマン界隈】

感染の有無を調べる検査も,医師の診断書なしにより気軽に受けられるようになりました.この外出制限が功を奏したのか,感染者数,救急病床の利用率は下がってきています.ただ,ヨーロッパの他の国でも感染が拡大していること,そして年末のお祝いの行事が控えていることもあり,まだまだ気が休まりそうにありません.

現時点では,まだクリスマスや大晦日にどの程度の移動や集まりが認められるのかは分かっていません.いづれにしても,恒例の大人数集まってのパーティーは控えなければならないのは明らかでしょう.




【写真: 閑散とするサン=ジェルマン界隈】

こんな状況下で,パリジャンたちは,オンラインで受けられるレッスンを楽しんでいると聞きます.前回の長期に渡る外出制限の経験を経て,オンラインのアプリの機能も向上してきているようです.
内容は,バレエやサルサなどのダンス,ヨガやズンバなどのスポーツエクササイズ,料理,ワイン講座,音楽,演劇,執筆,美術など多岐に渡ります.さすが,文化大国ならではで,その幅は実に広く,講師や内容の選択肢も豊富です.

これから迎える冬,コロナ禍が長期化するのは避けられないでしょうから,これをきっかけに新しい趣味を見つけてみるのもいいですね.普段は多忙を極める著名な方のレッスンをこの機会に受ける絶好のチャンスと捉えるのも一つの考え方かもしれません.



2020/12/01(火) Paris Eyez
No.6669 (フランス)

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