トーンダウンのハロウィン 北イングランド<br>Subsided Halloween in Northern England | ワーキングホリデー通信
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トーンダウンのハロウィン 北イングランド
Subsided Halloween in Northern England


【写真:エキジビジョンパークの紅葉】

晩秋の北イングランドは平均気温がぐんと落ち込み,11度から12度の日が続くようになりました.北イングランドらしく,毎日いつ雨が降り出してもよいような空模様ですが,時折真っ青な空が広がり,その下の黄色や赤の葉っぱと見せてくれるコントラストは,とても美しい「イギリス」の風景だなぁと思います.



さて,冬を目前に,新型コロナウイルスのニュースはまだまだ続いています.通常なら,今の時期はハロウィンの飾りでにぎわっているはずですが(執筆は10月24日付),今年はなにやらトーンダウン.その事情は,子供たちがするtrick-or-treatingにありました(※子供たちが実際言うときには「trick or treat!」日本語では『お菓子をくれなきゃ,いたずらするぞ』と訳されていることが多いようです).この風習では,子供たちが仮装し「trick or treat!」と言いながら各戸を訪ねていきます.つまり,そのときの社会的距離(social distance)のとり方が懸念事項になっているようなのです.


BBCニュースでTrick-or-Treatingに関する面白い記事を見つけました.その中で「今年のハロウィンですべき5つのこと」と言うものが紹介されていましたので,拙訳ですがご紹介します(*個人的な意訳ですので,完璧な翻訳ではありません.ご了承ください).

「今年のハロウィンでできる5つのこと」

.各家庭内でハロウィンの宝探しを行う
.テーマを決めたゲームや音楽を使ってバーチャルパーティを催す
.家族で怖い映画を見る
.家を飾りつけ,肝試しを計画する―差し向かいになる接触をさけて
.Trick or Treatingの逆をする―つまり,すでに梱包されているお菓子を,お隣さんたちの戸口に置く




【写真:落ち葉の押し花もキレイ】

お菓子はバケツなどに個別包装のアメやチョコレートを入れて,取ってもらう形にしている家庭が多いらしいのですが,そこで物の表面に残ることもあるウイルスが,伝染元になる可能性があると言うことらしいです.もらえるお菓子を楽しみにしている,ハロウィンの行事をわかっている年齢の子供たちにとっては,今年のハロウィンは辛いことでしょう!

最後に,街はハロウィンをトーンダウンしていることもあってか,10月入ってからはクリスマスの飾りが多くなってきていました.今年は例年以上に「アットホーム」なクリスマスになるのかもしれません.
11月もすぐそこです.季節風の風邪もひきやすい時期になってきました.皆さんも,紅葉を愛でつつ,くれぐれも身体に気を付けて,冬本番へと備えてください.

参照記事
BBC News
"Coronavirus and Halloween: Can you go trick or treating?" (10月2日付 記事)
https://www.bbc.co.uk/news/uk-54180119

※写真は記事とは直接の関係はありません



2020/10/27(火) Muchiko
No.6657 (イギリス)

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