![]() 【写真:飲食店側も感染防止対策を しっかり行っている(BBCより)】 |
イギリスでは8月末までレストランなどの飲食店を支援する「Eat Out to Help Out」キャンペーンが実施されています.これは,イギリス政府がロックダウンの影響で大きなダメージを受けた外食産業を支援する政策で,一言でいえば,イギリス版「Go To イート」です.
この施策は,8月3日〜31日までの月.火.水曜日限定で,飲食店でのイートイン代金が半額になるというもの.1人あたりの割引上限は10ポンドまでで,アルコール飲料やテイクアウトは割引対象に含まれません.
![]() 【写真:「Help Out to Eat Out」のロゴが目印 GOV.UK】 |
「Eat Out to Help Out」には,スターバックスやマクドナルドなどの大手飲食チェーンのほか,個人経営の飲食店も多く参加しています.利用の際には,まず,居住地の近くにある対象店舗を「Eat Out to Help Out」のサイトから検索.郵便番号を入力すると,キャンペーンに登録しているお店がリストアップされます.テーブルの予約は直接,各飲食店へ.期間中であれば,割引を受けられる回数に制限はありません.
イギリス全国では,8万件以上の飲食店がこのキャンペーンに参加.開始から1週間で約1,100万食のオーダーがあり,高く評価されているようです.飲食店にとっては顧客が戻るきっかけとなり,利用者にとっては久しぶりの外食をリーズナブルに楽しめるという,双方にとってメリットのあるキャンペーンですよね.
このキャンペーンにより,街の繁華街への人出も19%増え,外食のついでに買い物を済ませる人が増えるなど,小売業界も恩恵を受けているようです.8月は本来なら,ホリデーシーズンのイギリス.今年はパンデミックの影響で「ステイケーション」を強いられているなか,楽しみの1つとして利用している人も多いようです.
<関連サイト>
登録されている店舗の検索はこちら
Find a restaurant that's registered for the scheme GOV.UK
https://www.tax.service.gov.uk/eat-out-to-help-out/find-a-restaurant/