閑散とする観光地 フランス北部<br>This summer, Reims is very empty due to the coronavirus | ワーキングホリデー通信
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閑散とする観光地 フランス北部
This summer, Reims is very empty due to the coronavirus


【写真:ランスの街は,
週末にもかかわらず,静かでした.】

約2ヶ月に渡った社会隔離生活の反動で,バカンスに出かけて気分を晴らしたいと思うフランス人が多いようです.ただ,今もなお,感染の再拡大への懸念はすぐそこにあります.人口の多いイル=ド=フランス県はもちろんのこと,特に人気のある,海辺のブルターニュ地方や,自然が豊かなオーベルニュ=ローヌ=アルプス地方となると,大変混雑しており,実際に,感染者数が増加しています.今年は公共交通機関を避けて車で移動するという人に人気の,パリからさほど遠くないところでバカンスが楽しめるローヌ地方,そしてスペイン,ベルギー国境近くの地域でも顕著な感染増加の傾向にあります.




【写真:ランスの街を走るトラム】

入国規制が未だにあったり,毎週のように変わる入国,出国の条件が懸念となり,海外に行くのを避けてフランス国内でバカンスを過ごす人が大半ですが,中にはコルシカ島やギリシャ,イタリアなどに出かける人もいるようです.これらの観光地で閑散としているため,人混みを避けることはできるかもしれません.これまでに経験したことのない夏のバカンス,みんな気をつけながらも楽しむ方法を手探りしているようです.


先日,パリから東北東に1時間半ほど走り,シャンパーニュ地方に遊びに行きました.普段はアジアなど遠方からの観光客が多くやってくるこの地方ですが,以前来たときに比べても,観光スポットの美術館や大聖堂は静かな印象でした.地元の方は,「近隣のベルギーやオランダからは観光客が戻ってきている.」と,おっしゃっていました.マスク着用が屋内で義務化となり,徹底されているのも印象的でした.



【写真:マスク着用や消毒ジェルの使用が
徹底されるランスの美術館.】

このように,観光客が少ない観光地やパリは,混雑が避けられるので嬉しいですが,地元のレストランなど,観光業界に従事する方たちにとってはとても懸念される状況が続いています.
今後,コロナとうまく付き合う生活の仕方を見出していかなくてはならないでしょう.
引き続き用心しながらも,楽しく健やかな夏休みを過ごしたいものです.



2020/08/11(火) Paris Eyez
No.6634 (フランス)

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