![]() 【写真:道路の標識 英語とアイルランド語】 |
皆さん,こんにちは!世界ではコロナウィルスの第2波が懸念され,日本だけでなく,ここアイルランドでも,ロックダウン解除後,患者数が若干増加しています.そのため,パブなどが再開される予定でしたが,ロックダウン解除の第4段階は現在,見直しをされていて第3段階で留まっています.
パブでも,食事を提供するお店なら営業してもよいとのことですが,お酒だけを提供するバーやパブは営業再開が禁止されています.
さて,今月はアイルランド語について少しお伝えしたいと思います.皆さん,アイルランドは英語のみ話す国だと思いますか.実は,アイルランド語も公用語として認められています.
アイルランド語は独特の響きで英語とは全く異なります.スコットランドで話されているスコットランド語(ゲール語)と似ています.2016年の国勢調査によれば,日常的に話している人々はアイルランド国内でわずか1.7パーセントだとか.(学校教育などの教育の場から離れて日常的に使用している人々の割合)
つまり,ほとんどのアイルランド人はアイルランド語がぺらぺらというわけではないのです.どちらかというと,ゴミ箱,警察官,首相などの言葉がアイルランド語の単語として英語と混ざって使用されています.文法や会話としてアイルランド語を日常で耳にすることはほとんどありません.バスや電車のアナウンスなどは聞けますが.
小学校からアイルランド語をほとんどの人が学ぶわけですが,学んだからと言ってぺらぺらに話せるわけではなく,標識が読めたりアナウンスを聞き取ったりするくらいで,皆使用する機会が少ないのでなかなか日常でアイルランド語を使用することが浸透していないのが現状です.
アイルランド語のみ使用する学校などもありますし,テレビ放送やラジオもアイルランド語のみのもあります.
公用語として認められているので,公共交通機関のアナウンス,道路の標識などはアイルランド国内にいる場合は,英語とアイルランド語で書かれています.イギリス領北アイルランドに行くとイギリスなのでアイルランド語の標識は消えてしまいます.
使用されている場所も,アイルランド国内では西側が多いです.また,離島でも独特な英語もしくはアイルランド語をネイティブに話している人がいますが本当にわずかです.
もし,興味があればアイルランド文化を学ぶ一つの機会として,アイルランド語クラスなどもありますしオンラインでも受講できるクラスがありますよ!1度学んでみるのも面白いかもしれないですね!