ロックダウン緩和への道.今後はどうなる? <br>Road to relaxation of the Lockdown. Plans of the Irish Gov from here on? | ワーキングホリデー通信
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ロックダウン緩和への道.今後はどうなる?
Road to relaxation of the Lockdown. Plans of the Irish Gov from here on?


【写真:今年の夏のホリデーはどこへ行けそうか.
それもアイルランド人たち(ヨーロッパの
人たちみんな?)の目下の悩み.】

ヨーロッパ全体の新型コロナ感染者が,季節が良くなるにつれ落ち着いてきているようで,ドイツやフランスなど欧州大陸の国々では,ロックダウンが次々と緩和されているよう.
アイルランドも,ピーク時は毎日数百人〜千人近くの感染者が出ていたようですが,今は数十人〜百人ちょっとぐらいにまで減少しています.そこでアイルランドは,ロックダウン緩和を5段階(!)に分けて,少しずつ気をつけながら経済活動を再開していく作戦で行くようです.



第1段階は2020年5月18日から始まって,最終の第5段階目は2020年8月10日となります.たくさんのステップに分かれているので,何日から何がOKになるのかもう分からなくなり,混乱しそう(苦笑).それでもはっきりこのように先までのスケジュールを公にしてもらえると,私たちも我慢しやすいし,個々の計画も立てやすい気がします.

主な緩和内容は以下の通り.



●第1段階(Phase One 2020年5月18日〜)

.建設業者や庭師など戸外での労働者は仕事へ戻って良い
.園芸店(ガーデンセンター)や電化製品店などの営業再開
.4人までのスポーツ活動の許可.ラグビーやサッカー,テニス,ゴルフなどソーシャルディスタンスが守れる,屋外スポーツの再開許可
.同じ屋根の下に住む同居者以外の友人や家族に,4人までなら会っても良い.その時ソーシャルディスタンスは守ること
など

●第2段階(Phase Two 2020年6月8日〜)

.互いの距離を2メートル以上とることができる職場なら,職場(オフィスなど)へ戻って良い.ただし可能であれば在宅勤務が望ましい
.自宅からの行動範囲を5kmから20 kmまで拡大
.4人までなら,他者の家などを訪れても良い.ただし短時間の滞在で,ソーシャルディスタンスは守ること
.図書館を再び開館.ただし一度に入館できる人数制限あり
など

●第3段階(Phase Three 2020年6月29日〜)

.すべての店が営業再開.ただし店舗の大きさに応じて一度に入店できる人数制限あり
.公園など遊び場を再びオープン
.カフェ.レストランの営業再開.ただし,ソーシャルディスタンスや衛生面など,新型コロナ感染予防に対する対策をとること
など

●第4段階(Phase Four 2020年7月20日〜)

.美容院や床屋などの営業再開(将来的に第3段階に早まる可能性も)
.在住地域外への旅行を許可
.4人を超えて他人の家を訪ねても良い(具体的な人数は未定).ただし短時間でソーシャルディスタンスを守ること
.博物館,ギャラリー,プール,ホテル,観光地,教会やモスクなどの再開(ただし,ソーシャルディスタンスと消毒対策など守ること).ホテル内のバーはまだ営業停止.
など

●第5段階(Phase Five 2020年8月10日〜)

.他の規制事項もほぼこの時点で緩和.ただし大人数の集まりなどはまだ規制される予定
.パブ,バー,ナイトクラブ,カジノの営業再開.もちろんソーシャルディスタンスと衛生面に留意することが条件
.病院や刑務所などの訪問も,通常通りになる
.すべてのショッピングセンター,劇場や映画館も再開.ソーシャルディスタンスは守ること
.人同士の接触があるスポーツ(ラグビー,ボクシングなど)の許可
.フェスティバルなどのイベントは,屋内.屋外それぞれの規定人数を守って行う(具体的な人数は未定)
.学校や大学の再開
など



今後の感染状況などにより,上記の予定は前後したり,変更になったりする可能性も大いにあるので,あくまでもご参考程度になれば嬉しいです.





2020/05/26(火) Uisce
No.6608 (アイルランド)

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