コロナ危機.その後ドイツから続篇 <br>The sequel about Coronavirus (COVID-19) crisis in Germany | ワーキングホリデー通信
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コロナ危機.その後ドイツから続篇
The sequel about Coronavirus (COVID-19) crisis in Germany


3月16日頃から始まった,コロナ感染拡散を防ぐための外出自粛規制が出されてから,約8週間が経過しました.早いような,その間に規制も細かい部分がいろいろ変更になったり,という日々でした.
ここ2,3週間前からは外出自粛を反対するデモもベルリンの様々な場所で,一緒に外出できるのは2人までという規制の中,集団で毎週末デモが行われており,ドイツ人らしい,自由を求める活動が盛んで,私たちはかなりショックで,大丈夫かな,と不安になりました.



写真:お天気のよい午後の閉店しているレストラン.
コロナの影響で,悲しい様子.いつもなら日当たりのテラスでお食事して楽しんでいる来客たちで賑わっているはずのレストラン.


5月6日の連邦政府の記者会見で発表されたことは,ソーシャルディスタンス1,5メートル規制は今のところ6月5日まで継続していくということです.
ドイツ.ベルリンでは比較的感染者増加も安定しており,救急病院のベット数も余裕があるという状況です.日本のメディアでは,ドイツは感染者数の割には,コロナ感染による死亡者数が少ないと他の」ヨーロッパ諸国と比較されて絶賛されているようですが,確かに医療レベルは高く,緊急対応の早さはドイツに生活している中で,その通りだと感じています.
比較的安定したその状況の中で,ドイツ政府は引き続き慎重な姿勢を維持するとしながらも,5月15日から来客や他の来店客との1,5メートルのソーシャルディスタンスを保つこと,ウエイターはマスク着用が条件で,レストランでの飲食を朝の6時から夜の22時まで提供することができるようになるようです.


今までは,ホテルレストランの営業はテイクアウトのみで販売となっていましたが,それでも私の個人的な見解だと,レストランの料理をテイクアウトする人も少ないようでしたので,これからベルリンも暖かくなるため,レストラン経営的に少し助けになるのかな,と思ったり,それと同時にコロナ感染もまだ心配だなと思ったり.また,観光客も5月25日から宿泊可能とのこと.また,学校も5月4日から高校などの高学年や小学校6年生などから徐々に再開していますが,一日3時間ほどで,クラスもソーシャルディスタンスを維持するために,分散して,1教室にいつもクラス数の3分の1で授業をしています.


5月4日からはマクス着用の条件付きですが,ヘアカットサロンも開店することがでいたり,電車に乗る際,スーパーやお店に入る際は,マスク着用が義務付けられるようになりました.少しずつ普通の生活に戻ろうしていますが,マスク着用は今後もまだまだ定着しなくてはいけないことだと思われます.スーパーでは100%のマスク着用率で,以前は想像もできなかったマスクがベルリンでも徐々に定着していますが,道を歩いている時は着用率は10パーセントくらいかなという感じです.暖かくなってきたし,マスクはあまり快適では無いもののようです.



2020/05/12(火) まっちょ
No.6601 (ドイツ)

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