令和の時代にも受け継がれる日本伝統 〜 フランスワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
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令和の時代にも受け継がれる日本伝統 〜 フランスワーキングホリデー

新天皇皇后両陛下の御即位にあたり,「即位の礼」の中心儀式である「即位礼正殿の儀」が執り行われました.
この儀式で両陛下をはじめ皇族のみなさまがお召しになられた伝統装束は,私たち日本人だけでなく,世界の人々を魅了したようです.平安時代から受け継がれるこれらの伝統衣装,特に皇后や女性皇族の皆様がお召しになれた艶やかな色調の十二単に熱い視線が注がれました.



その後行われた「饗宴の儀」では,「太平楽(たいへいらく)」という「舞楽(ぶがく)」の演目が披露されたり,翌日の総理大臣主催の晩餐会では狂言,歌舞伎,文楽,能が演じられるなど,海外からいらした皆様に日本の伝統文化をあらためて知っていただく貴重な機会となったことでしょう.



映像で見ると,世界から集まった招待客の方々が,華やかな衣装や欧米の音楽と異なる楽師や囃子方が奏でる独特な音色に真剣な眼差しや耳を傾けているのが印象的でした.



先月,パリのギメ美術館で行われた「東海道五十三次展」では,同時に錦絵の数々が展示されており,上記のような能を鑑賞する人々の様子や,艶やかな伝統衣装をまとった女性を描いた貴重な絵の数々を見ることができました.
今もなお世界を魅了する日本伝統の数々,これからも途絶えることなく引き継がれていくことでしょう.




2019/11/05(火) Paris Eyez
No.6541 (フランス)

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