
皆さん,こんにちは.日本では暑い日々が続いているようですね.アイルランドはすでに,朝晩冷え込むこともあり,スカーフや上着が必要な日もでてきました.
さて,前回は,Kildare県のSt.Bridget Cathedralと同じ場所にある塔についてご紹介しましたが,今回の記事ではそこの教会についてご紹介したいと思います.
アイルランドの教会のほとんどはカトリック教会ですが,St.Bridget Cathedralはプロテスタントの教会です.1500年前位に,聖ブリジットが修道士とともにキルデアの町へやってきたといわれており,その時に,現在の大聖堂がある場所に,祈りの場,修行の場を作ったようです.

長い歴史の中で,ノルマン人に侵略破壊されたりしながら,現在の石で作られた教会ができあがり,1875年から1896年ごろに修理,改築され,現在の形の教会になったようです.
ここの教会のユニークな点は,日本でもパワースポットのようなのがあるように,ここにもそのようなものがあるということです.教会の入り口近くの外の柱の部分には穴があいており,右手を通して抱きかかえるようにしてお願い事をすると叶うらしいです.そのお願い事は決して誰にも言ってはいけません.
そして,教会とは全く関係のない,子宝の象徴が教会内部の保存されている石に彫られています.これもすごく珍しいらしいです.女性の姿で,赤ちゃんが授かれるようににというシンボルとしてあるという話ですが,確かなことはわかっていないらしいです.

また,ほとんどの大聖堂では司祭,つまり司祭である男性のみしか修行ができないのですが,ここの教会は修道女も入ることができ,修道士,修道女,男女ともに一緒に暮らしていたようです.この点も珍しいようです.
教会内部には,ボランティアでこれら,教会の歴史を話してくれる人がおり,見学には2ユーロほどの寄付をお願いしているようです.
ダブリンからも距離があり,知っている人も少ない教会なので,ゆっくりと見学ができる教会です.歴史もあり,中はダブリンでも知られている大聖堂と同じくらい素晴らしいものだと思います.
またボランティアの方も親切でゆっくり話をしてくれますし,もしかしたら,サービスで,教会の鐘を鳴らす体験を提供してくれるかもしれないです.
キルデアの町の中心にあり,近くには美味しいレストランやパブがそろっていますので,楽しい一日が過ごせるはずです!