
皆さん,こんにちは.日本では梅雨はもう明けましたでしょうか.今年のアイルランドの夏は例年と比べて,天気が悪いです.毎日,曇ったり,雨がぱらついたり.この時期は,一番いい時期のはずなのですが,今年は雨ばかりで,どんよりしています.
とはいっても,夏は夏.庭園等訪れるのにはベストシーズンなので,キルデアにあるナショナルスタッドという日本庭園があるところに久しぶりに訪れました.
ナショナルスタッドは,競馬の馬を育成するところであり,また,競馬界を引退した馬がそこで飼育されています.アイルランド,ダブリンの隣の県のキルデアは競馬で有名なところであり,多くの馬が養成されていることで有名な場所です.

以前にも,日本庭園についてはご紹介したのですが,今回は夏に訪れることができたので,ふじなど,花がとても綺麗でいい写真が撮れたのでナショナルスタッドについての情報と,日本庭園の素晴らしい景色の写真を今回シェアしたいと思います.
ナショナルスタッドには,一番高い馬で2000万円以上する馬が飼育されているようです.速く走り,競争に勝ち,健康な質のいい馬は値段が上がり,雄なら種馬としての価値も上がります.そんな情報が馬が飼われているフェンスごとに表示されています.

日本庭園は現在,実際に日本にいるかのような様々な美しい植物や花を見ることができます.池と水の音に癒されます.ほっと一息できる場所です.Tassa Iidaさん,という100年以上前に,アイルランドに行った日本人が設計した日本庭園なのです.
この日本庭園は池や洞窟,丘を作り,それぞれの場所に意味があります.例えば,最初くぐる暗い洞窟は,誕生を意味し,人生をパートナーと出会い,喧嘩し,別々の道を行くが,2人で最終的には協力し,最後には安静と平和を感じる場所を見つける,といったテーマに沿って庭が作られています.

意味を知りながら歩いていくと,なんだかとても深くて感動します.ナショナルスタッドには日本庭園だけではなく,その外側に,西洋スタイルの庭もあり,白鳥などもいて,いい散歩ができます.ぜひ,天気の良いときにダブリンから遠出をしてキルデアまで冒険してみてはいかがでしょうか.