![]() 【写真:どんよりしたロンドンの上空】 |
6月といえば,日本は梅雨のシーズンですが,イギリスではジューンブライドなどと言われ,結婚式日和と言われるほどお天気が良くなるシーズンです.のはず,なのですが….ここのところのイギリスといえば,毎日毎日雨.
もともと,イギリスといえば「雨」が多く,お天気が悪いイメージがありますが,実際は秋〜冬にかけてお天気が崩れることが多く,これはイギリスだけでなくパリなど北ヨーロッパ全体に共通している天候です.イギリスばかりが「天気が悪い」イメージを被ってしまっているので,6月こそ汚名返上!と思っていたところですが,蓋を開けてみたら6月も雨.しかも,梅雨のように毎日振り続けています.これは一体どう言うことなのでしょう.
昨年は,初夏から夏にかけてほとんど雨が降らなかったイギリス.加えて,気温もかなり高くなり,普段は青々としていて美しいイギリス自慢の芝生も真っ茶色に枯れてしまったほどでした.今年は,うって変わって毎日雨となり芝生は青々としていますが,太陽を拝めることがほとんどない有様です.
毎年コロコロ変わる天候にイギリス人も閉口しているようです.また,イギリスにやってくる観光客の皆さんにとっても「やっぱりイギリスは天気が悪い」と言う印象を残してしまったのではないでしょうか.
日本は梅雨が明ければ,暑い夏がやってくると言う気持ちもあり,なんとなく「今のうちに涼しさを味わっておこう」と言う気持ちになっていると思いますが,イギリスでは今後の展開が全く読めないのも憂鬱な気持ちになってしまうところです.
本来のイギリスの夏はカラっとした爽やかな暑さが持ち味の,とても気持ちのいい季節なので,今はこの悪天候が過ぎ去ってくれることを祈るばかりです.