変化するフランスでの「お花見」 〜 フランスワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
ワーキングホリデー通信
変化するフランスでの「お花見」 〜 フランスワーキングホリデー

パリは2月末に陽気が続き,このまま春になるかと思いきや,それから最高気温が20度まで上がらない肌寒い毎日が続きました.それも今週でようやく終わり,天気予報を見る限りではこれから待ちわびた温かい気候になりそうな予感です.気になっていた桜の開花ですが,今年も見事な八重桜を名所のソー公園 (Parc de Sceaux) で楽しむことができました.いつも桜が満開になる時期を見計らってお花見の計画をするのですが,今年は冷え込んだこともあり,計画がなかなか立てられずにいました.


フランスではすっかり有名になった「Ohanami」,今年も大勢の人たちが桜の綺麗なこの時期にお花見を楽しみにやってきます.昔と比べてソー公園ではお花見の文化を知る様々な人種の人たちを見かけるようになったのが印象的です.10年前は大半を占めていたのが日本人やその連れのフランス人であったのに対し,近年は中国,ベトナム,韓国,タイなどのアジア人もよく見かけ,欧米人もフランス人以外の様々な国の人たちを見かけるようになったのが印象的です.お花見の文化が世界に浸透しつつあるのを日本から遠く離れたここフランスでも感じて嬉しくなります.



散歩をすると日本文化を広めるイベント(太鼓のコンサートや鯉のぼりを作るデモンストレーションなど)以外にも個々で中国のダンスパフォーマンスや太極拳のパフォーマンスが繰り広げられるなど,こちらも以前には見かけなかった風景です.以前は結構見かけたコスプレを楽しむグループも少し減り,純粋に家族や友人たちとピクニックを楽しむ姿が多いように感じました.


たこ焼きを作って賑わうグループや日本の着物を着てくるフランス人など,みんな様々な発想で楽しむ姿に,様相が変わってもすっかり幸せな気分に浸るフランスでのお花見になりました.



2019/04/23(火) Paris Eyez
No.6477 (フランス)

TOPに戻る

(C)copyright 2025
ワーキングホリデー通信