ナナイモ博物館を堪能 〜 カナダワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
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ナナイモ博物館を堪能 〜 カナダワーキングホリデー

【写真:ナナイモ博物館
(C)nanaimobulletin.com】

〜この度の『西日本豪雨』で被災された方々にお見舞い申し上げますと共に,お亡くなりになられた方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます.被災地の一日も早い復興をお祈りしております.〜


7月に入り,カナダ東部は熱波に見舞われていますが,私が住むカナダ西部(主に西海岸地域)はとても過ごし易い気候が続いています.今週は少し気温が上がるようですが,まだまだ許容範囲といったところでしょうか.そんな過ごし易い気候が続いている中,先週,所用でバンクーバー島のナナイモに行ってきたのでその時のリポートをしたいと思います.



【写真:ナナイモ発祥のお菓子「ナナイモ.バー」
を模した椅子】

眠い目をこすりながら早朝のフェリーに乗り,バンクーバー島のナナイモに着いたのは午前9時過ぎ.この日の宿泊先にはお昼前に行く予定だったので,時間潰しも兼ねてナナイモのダウンタウンにある『ナナイモ博物館』へ.

小さな博物館ですが,これがなかなか見所の多い博物館で驚きました.
小さな空間に「ナナイモの歴史」が綺麗にレイアウト展示されており,短時間で町の歴史,先住民の歴史等を学ぶ事が出来ました.ナナイモには今は亡き義母が住んでいたので何度もやって来ていたのですが,ここを訪れたのは今回が初めて.ナナイモにチャイナタウンがあった事も(1960年9月30日に起きた大火で消失),今回の訪館で初めて知りました.



【写真:昔の日用雑貨店の様子】

そして偶然にも,私が訪れた日は日系カナディアン関連の特別展示『Call for Justice: Fighting for Japanese Canadian Redress (1977-1988)』の開催期間中でした.戦前,西海岸には2万2千人の日系カナダ人が暮らしていましが,第二次大戦勃発後に全ての日系カナダ人は土地.家屋といった全財産をカナダ政府に没収.売却され,収容所へ送られました.
戦争が終わり,カナダ政府に対して日系カナダ人達が起こした謝罪と賠償を巡る戦いが1977年から88年の11年間に渡って行われ,1988年,カナダ政府は正式に日系カナダ人達に謝罪をしました.今年2018年は政府の謝罪声明から30周年の記念の年という事で,今回の展示へと繋がったようです.日本人として,非常に見応えのある展示でした.




【写真:展示されていた法被】

時間潰しのつもりで入った『ナナイモ博物館』でしたが,とても面白く,有意義な時間を過ごせました.ナナイモに遊びに行かれる際は,是非立ち寄ってみて下さい.


●『Nanaimo Museum』●
http://nanaimomuseum.ca/






2018/07/10(火) Saori
No.6377 (カナダ)

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