緑色を身に着けてお祝いする『St. Patrick's Day』 〜 カナダワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
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緑色を身に着けてお祝いする『St. Patrick's Day』 〜 カナダワーキングホリデー

3月も半ばを過ぎ,バンクーバー地方はめっきり春らしくなって来ました.一ヶ月前に積雪があった事が嘘のような陽気で,晴れた日は外にいるとジンワリと汗ばむくらいです.そんな小春日和の先週土曜日(3月17日),カナダでは「セント.パトリック.デー」を迎えていました.


元々は,5世紀のアイルランドにキリスト教を布教した司教であり,アイルランドの守護聖人である"聖パトリックの命日"を偲ぶ日として始まったのが『セント.パトリック.デー』です.最初はアイルランドのみで祝われていた祝日ですが,世界各地に散らばったアイルランド系移民によって,世界中でお祝いされるようになりました.特にアメリカのニューヨーク,ボストン(アイルランド系が多い)がセント.パトリック.デーをパレードをしたりして盛大に祝う事で知られています.
この日はアイルランドのシンボル.カラー「緑色」の衣装やグッズを身に着け,大人はアイリッシュ.パブでアイリッシュ.ビールを,子供は緑色のジュースやシェイクを飲んでお祝いします.バンクーバーもセント.パトリック.デーを祝う街ですが,ニューヨーク程ではなく,毎年行われていた「セント.パトリック.デー.パレード」は残念ながら2016年以降,予算の都合で行われていません.



【写真:『St. Patrick's Day 5K』
Copyright(C)vancouversun.com】

バンクーバーのパレードは無くなってしまいましたが,毎年この時期にケルト文化(主にアイルランドの音楽.ダンス)を紹介する「CelticFest Vancouver」は引き続き開催されており,それと併せてセント.パトリック.デーをお祝いしています.このイベントでは観衆はセント.パトリック.デーを現すシンボル『シャムロック(クローバー)』をかたどったグッズや,緑色の衣装を身に着けてイベントを楽しみます.スタンレーパークでは『St. Patrick's Day 5K』というチャリティー.マラソン.イベントが開催されるのですが,参加者は全員,緑のコスチュームを着て参加します.


カナダではセント.パトリック.デー前後になると某大手バーガー.チェーンでは緑色のシェイク,その名も『シャムロック.シェイク』を販売します.味はミント味で,私的には歯磨き粉の味としか思えないのですが,カナダ人はこれが大好き.毎年,このバーガー.ショップでメニューに『シャムロック.シェイク』が登場する度に「ああ,セント.パトリック.デーが近付いているんだな」と思います.



2018/03/20(火) Saori
No.6335 (カナダ)

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