フランス,ミシュランタイヤ博物館 〜 フランスワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
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フランス,ミシュランタイヤ博物館 〜 フランスワーキングホリデー

【写真:いらっしゃいませ.】

フランスの真ん中あたりにあるオーヴェルニュ地方,ミネラルウオーター「ヴォルヴィック」の産地として有名ですが,この地の産業を世界的なものにしているのは水ではなくもっと先進的なものです.








【写真:ミシュランのイノベーション,
ゴム車輪使用の鉄道車両Micheline.
騒音と乗り心地で鉄輪より断然有利とのこと
でしたが,残念ながら普及しませんでした.】

この地方の中心にクレモンフェラン/Clermont Ferrandという都市がありますが,ここであのタイヤメーカー,ミシュランが創業しました.よくある起業ストーリのようにどんな大企業も始まりはたった一人とか数人の小さな会社から始まり,ミシュランの場,モータリゼーションの流れに卓越したタイヤ技術で大成長をし,タイヤというタイヤの世界に進出して航空機やモノレールのようなものにまで.







【写真:ミシュランの副業,暖房器具と乳母車.】

フランス人の語るミシュランという会社像は,創業以来「イノベーション」一筋ということになっております.ラジアルタイヤの発明や,道路地図,レストランや観光ガイドブックといった新ビジネスなどたとえに困ることはないそうです.研究開発投資も昔より相当なもので,フランスで最初の透過型電子顕微鏡はミシュランの研究所に設置されたとあります.





【写真:町の中にある工場にはなんだか
不思議な建物が?屋内「坂道」を
タイヤの試験だか製造だかに使用とか.】

クレモンフェランはミシュランの徹底した福利厚生システムもあり企業城下町として発展し,この町に生まれ,この町で老いていくなんて言い草も.
町の中心には巨大な工場が陣取り,その一角に一般向けの博物館が開放されています.企業の歴史博物館としてはごくありふれた形態なのかもしれませんが,タイヤひとつでも壮大な歴史があるものです.



2017/10/31(火) ichigo
No.6282 (フランス)

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