パリ西,新しい音楽のスポット. 〜 フランスワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
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パリ西,新しい音楽のスポット. 〜 フランスワーキングホリデー

【写真:壮観.916個も!】

パリ隣接の郊外都市ブローニュ=ビヤンクールに新しくお目見えしたLa Seine Musicale Île Séguinに初めて行ってきました.オーディトリアム入り口の階に着くやいなや,木の良い香りがふんわりと漂ってきます.
というのも,日本人の著名な建築家で,フランスにおいてもメス市のポンピドゥー.センター,観光名所として有名なパリのポンピドゥー.センターのテラス,同じくパリのミュゼ.ドゥ.リュクサンブールなどの建築を手掛けた坂茂氏が設計を担当しました.坂茂氏の建築はフランス国内はパリ以外にもあり,フランスの建築ファンの間でも大変有名です.




【写真:セーヌに沿って建った新名所.】

全体的に木がふんだんに使用されているのが印象的なこのホールですが,オーディトリアム内の天井,ステージ,フロア,客席の椅子は全て木で作られています.オーディトリアムに足を踏み入れるやいなや,蜂の巣や日本の家紋を彷彿させる916個もの六角形の中に大小の円をあしらった木製フレームが美しい波を描いた天井に圧倒されます.

さらに,籐カゴのような壁がホール全体を包んでおり,館内どの座席も同じ音質が得られるように設計されているとのこと.アーティスティック.ディレクターは,このような音響設計は珍しく,求めやすい価格のチケット席でも素晴らしい音響でコンサートを楽しめるのは素晴らしいとおっしゃっていました.



この音響のコンサルタントを務めたのは,パリではメゾン.ドゥ.ラ.ラディオやフィルハーモニー.ドゥ.パリの音響設計に関わった日本が世界に誇る永田音響設計です.日本の技術が世界に認められていることを目の当たりにして,とても誇りに思えました.









ちなみに,4月に行われたこけら落としのコンサートは,ノーベル文学賞を受賞した,ボブ.ディランが行い,話題を呼びました.




2017/08/15(火) Paris Eyez
No.6250 (フランス)

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