夏はジェラートとグラニータ 〜 イタリア文化 | ワーキングホリデー通信
ワーキングホリデー通信
夏はジェラートとグラニータ 〜 イタリア文化

【写真:ダイエットは明日から!ジェラート3種盛り!】

毎日暑い日が続いているミラノ.今年は5月末の時点で30℃を超える日もあって,それから6月にものすごい熱波が到来し,40℃近くにまで気温が上昇.7月に入って少し暑さが落ち着きました(といっても35℃ぐらいあります)が,暑いです.そういうわけでイタリアの夏はジェラートやソルベット(シャーベット)と無縁でいることはできず,ダイエットはどうしようと言いながら毎日食べるイタリア人が続出...








【写真:グロムのジェラートと
生クリームは最高に美味しい!】

このジェラートやソルベットなどはいつ頃から食べるようになったのでしょうか.ちょっと調べてみると,なんと古代ローマ時代から食していたそうです!ローマ人はアルプスから取れる雪と氷にハチミツやワインを加えてクリーム状にした「ソルベット」(今もソルベットとイタリア語で言います)を食べていたのだとか.あのジュリアス.シーザーも,アレクサンダー大王もネロ皇帝もこの「ソルベット」を食べていたようです.ただ当時はデザートとして食べていたわけではなく,ローマ兵士たちの士気を高めるため,または兵士の疲労回復を助けるための健康食品としての役割があったみたいです.





【写真:フランス発のオシャレなジェラート.】

しかももっと古く遡れば,古代エジプトやアラブ中東の人々は,高い山からの雪や氷に,ハチミツや果汁をかけて食べる方法を知っていたとも言われています.そう考えるとソルベットには数千年の歴史があるのですね.ちなみに日本では平安時代に削った氷(今のかき氷ですね)を食べていたようです.これには何をかけて食べていたのでしょうか.


今,ミラノでは色々なジェラート屋さんで様々な味のジェラートやソルベットを楽しめます.暑い夏と,食いしん坊さんにオススメのジェラートとソルベットをご紹介します!ずばり,ジェラート3種盛り(だいたいコーン1つに2種類のジェラートを選べます)!2種盛りよりも少しお値段が高くなりますが,暑い日にはこれぐらいペロリ.
または2種盛りでホイップクリーム付き.日本でも展開しているグロムのジェラートと生クリームの組み合わせは本当に美味しくてオススメです.最近ミラノに進出したフランスのエクレア専門店「レクレール.ドゥ.ジェニ」も夏の間はジェラートがあります.エクレアのシューにたっぷりのジェラートとトッピングがフランスっぽくてオシャレです.




【写真:グラニータも生クリームのトッピングで】

かき氷のようなグラニータも美味しいです.
シチリアなどではブリオッシュに包んで食べたりするのですが,ミラノではカップに注いで,スプーンやストローでいただくのが主流です.これも生クリームのトッピング付きで気分が盛り上がること請け合いです.暑い時期にイタリアにいらっしゃった際には是非お試しくださいね.




2017/07/18(火) Maliarda
No.6237 (イタリア)

TOPに戻る

(C)copyright 2025
ワーキングホリデー通信