
世界的に有名な自転車のロードレース,「ツール.ド.フランス」が7月1日から始まりました.ロードレースに詳しくない人でも,テレビのニュースなどで毎年フランス,パリの凱旋門で両手を上げながらゴールをするシーンを見たことがある人は多いでしょう.
名前の通りフランスを中心にレースが行われますが,毎年フランス以外のヨーロッパの都市が出発地点に選ばれます.この開幕地のことを「グランデパール」と呼ぶそうですが,今年のグランデパールはドイツのデュッセルドルフ.開幕地をドイツで迎えるのは30年ぶりだそうです.ちなみに,1903年に始まって以来,ケルン,フランクフルト,西ベルリンに続き,今回ドイツで4都市目です.
7月1日にデュッセルドルフをスタートしたら,23日間レースは続きます.
ドイツ,ベルギー,ルクセンブルグを通化し,フランスへ入ります.その後フランスの5つの山脈(ヴォージュ山脈,ジュラ山脈,ピレネー山脈,中央山塊,アルプス山脈)を通り,パリのシャンゼリゼ大通りのゴールを目指します.
デュッセルドルフからパリまで自転車で走ると想像しただけでも,その距離に驚かされます.
ちなみに,初日はデュッセルドルフ市内を13kmに渡って個人タイムトライアルを競うそうです.
続いて2日はデュッセルドルフ市内をスタートし,周辺を走った後デュッセルドルフに戻り,次はベルギーを目指して走ります.

レース前日,前々日には,デュッセルドルフで関連のイベント,前夜祭が行われ,選手が一堂に集ったり,コンサート,花火などが行われるなど,レース開始直前の雰囲気をさらに盛り上げます.
夏の風物詩であるロードレースの祭典.自転車ファンは目が離せませんね.