
世界で初めて自然環境を保護する法律を制定したことからも伺えるように, ドイツは,歴史的にもエコ大国として知られます.
日常生活では,ゴミの細かな分別が徹底していることや,包装材のリサイクル率が高いことからも,エコに対する意識が高いことに感心させられます.
日本のゴミの捨て方は自治体によって大きく異なりますが,ドイツは,比較的統一されている印象を受けます.
ガラス瓶は,瓶の色によって分別されるところもすごいですね.
そして,10年前は,スーパーで直接手渡して回収していたペットボトルなども,現在では,ほとんどのスーパーなどで設置された機械を使って,回収が行われています.ペットボトルや瓶に付いている「Pfand」のマークをよく見掛けると思いますが,これは,商品を購入する際に,容器の代金を一緒に払い,飲み終わった後に容器を返却すれば,その代金が返ってくるというシステムです.

お店の商品棚には,写真のように容器の値段が記載されています.返金額は,ボトルの種類によっても異なりますが,ワインボトルで0.02ユーロ,ビール瓶で0.08ユーロ,その他引き上げ蓋が付いているもので0.15ユーロ程度です.
限られた資源のためにも,今後も日常生活の中で積極的にエコロジー活動に対する意識を高めて行きたいものです.