
以前からオーガニック製品への関心の高いドイツですが,その勢いは今もなお続いています.
ヨーロッパを震撼させた狂牛病発生以来,食の安全を追求する動きはドイツだけでなく,ヨーロッパ全体に広まりました.
オーガニック食品が広く一般に定着した今日ですが,オーガニック(Bio)のコスメティック,ベビー用品,トイレタリー製品開発には,大手のdm,Apotheke,Rossmannなどの薬局も力を入れています.
自社ブランドの製品数は以前にも増して増え,利用者数の増加と共に価格も求めやすいものから,以前より人気の高いドイツのオーガニックブランド製品(Dr. Haushka,Weleda,lavera)まで,各店舗のオーガニック製品のコーナーがますます充実,拡大しているのを感じます.
中でも,配合成分,製造工程で使用される原料に動物原料を使用しない化粧品や食料品には,添付写真のVeganマークが与えられます.

ALNATURAやReformhausなどのオーガニック製品を扱うスーパーに行くと,より豊富な品揃えから商品を選ぶことができます.
オンラインでも手軽に購入出来ますが,やはり肌に合うか,香りが好みかどうか,店頭でテスターで試した上で購入したいものです.
コスメに関心の高い方,敏感肌で化粧品選びに困っている方たちにこれらの製品をお土産に持って行くと,とても喜ばれます.
私個人としては,すべてオーガニック製品にするのはとても高額になるので,野菜,卵,牛乳などの食品,そしてリップスティック,歯磨き粉,顔用のクリームなどを中心に使用しています.

ドイツ人のオーガニック製品に対する関心の高さは,自然,環境保護,健康を真摯に考える姿勢が表れているのだと思います.
ドイツのスーパーでは一般的に行われている,瓶やペットボトルなどの資源のリサイクル,買い物袋の有料化によるエコバッグの利用など,ドイツ,ヨーロッパはもとより,世界に広がってほしいものです.