
去年よりも遅めの春がやっときたと思ったら,すぐに新緑の美しい季節の到来です.パリですっかり定着してきた「Sakura」「Ohanami」の言葉.日本のお花見シーズンから1ヶ月遅れてパリの桜がパリジャンを魅了しています.年々パリでは桜の本数が増え,お花見を楽しむパリジャンも増えています.
フランス人には,Pique-nique sous les cerisiers: 「桜の下でピクニック」と説明します.こちらの代表的な桜は,八重桜で,ピンクや白など,実に華やかで目に留まります.日本ではお弁当とビールが良く見られますが,パリのお花見では,ワインや手作り/お店で買ったキッシュ,サンドイッチなど思い思いのものを持ち寄り楽しく美味しい午後を過ごします.

日本人が中にいると,お寿司や唐揚げなどの手の込んだお料理が並んで,お花見が一層盛り上がります.
お花見が大々的に催されることで有名なパリ郊外のソー公園やブローニュの森の中にあるアクリマタシヨン公園などでは,和太鼓の演奏もあり,ますます本格的な雰囲気が楽しめます.

同時に,日本のサブカルチャーの影響を強く受けたフランスならでは,コスプレ衣装をまとったフランス人も多々見受けられます.初めの頃は目を疑いましたが,今となってはすっかり目が慣れてきました.