![]() 【写真:ナゾの岩がずらりと並んでいます. いったいなんでしょう?】 |
フランス東部の大西洋側にブルターニュと呼ばれる地域があります.ここはフランスでありながらフランスと異なる文化があり,古くはケルト人と呼ばれていた人たちのもの,スコットランド,ウエールズ,アイルランド由来といわれています.そのためここにブルトン語というローカルな言葉が残っているほどです.
![]() 【写真:場所によってはすぐ近くにいけるところがあります 実際に岩に触れることも...パワーもらえる?】 |
そしてここにはイギリスにあるようななぞの巨石遺構があるのです.有名なストーンヘンジのような円形で意味深な,太陽信仰のシンボルと想像力をかきたてられるようなものではなく,なんだか意味不明に巨大な岩が列になって一面並べられているのです.
![]() 【写真:一番複雑な形をしているのがこれ, 石棺,古墳,貯蔵庫!?】 |
何のため?岩はどこから?いったい誰が?という質問に答えるのは,ストーンヘンジのような巨大構築物ならなかなか難しそうですが,ここの岩はどうやら地物のようでそれぞれの岩も途方もなく大きい物でもないので,古代の人ががんばって作ったんだなあという親近感さえあります.
![]() 【写真:これがブルターニュグルメ, 「ガレット」. お好みの具を入れるところが ピザあるいはお好み焼き的.】 |
さてカルナックとブルターニュですが,大西洋の暖流のたどり着く地で夏はいい天気とは聞きませんが冬は温暖でおだやかです.有名なのは海辺だけあってカキ貝などの魚介類,そして独特の海塩があります.塩はキャラメルにさえつかわれます.郷土料理としてはそば粉で作ったクレープ「ガレット」,チーズ,クリーム,ハムなどの入ったシンプルなタイプから中に具をいっぱい入れたご馳走バージョンまでバラエティ豊富です.ご当地のりんごの発泡酒「シードル」とともに.デザートには甘い「クレープ」で.