![]() 【写真:ドイツ鉄道の夜行列車内. ながーい廊下が続き, 右手に客室があります.】 |
遅ればせながら,新年明けましておめでとうございます(ぎりぎり小正月前にご挨拶.笑)!皆さまの年末年始はいかがでしたか.
アイルランドはクリスマス前からやといった雨嵐来襲で洪水.浸水被害が多く,ホワイトクリスマスにはとても程遠い年末だったように思います.
私自身は同じ頃,アイルランドで昔シェアをしていたシェアメートに会うため,ドイツを訪れていました.彼には昨年のクリスマスにも会っているのですが,その時はスイスから彼の住むベルリンへ夜行列車で移動したのです.理由は単純,今まで一度夜行列車で旅したことがなかったので,夜行列車の旅に一方的な"ロマン"を感じていたから(笑).
![]() 【写真:客室内には洗面所やタオルなども 完備.シャワー.トイレ付きの 客室もあります.】 |
日本では年々夜行列車が減ってきているという話を聞きますが,ヨーロッパで「夜行列車で旅行」というと,やはり若者のアドベンチャーな旅……というイメー ジを持たれているよう.
クリスマス休暇前に「スイスからベルリンまで,夜行列車で旅する」と知人に話したら「えーっ,スゴイねえ.ゆっくり夜眠れないじゃない!」と驚かれました.
![]() 【写真:朝ごはん.小さなパン2つ, ジャム,コーヒーなど.】 |
さて,ドイツ.フランス国境近くのスイスの街,バーゼル(Basel)駅から夜9時半の出発列車に乗り込みます.なぜか表示に「プラハ/ベルリン行き」とあり,不安に――.プラハ?私たちが行きたいのはベルリンなのですが…….プラットフォームにいた駅員の方によれば,途中で列車が分かれ,それぞれベルリンとプラハに向かうのだとか.
やれやれ,と列車内の自分たちの客室を探します.あ,あった!噂には聞いていましたが夜行列車の室内は最高に狭かったです(苦笑).身動きできないぐらい.
幸いすでに家を出る前に,夕食もお風呂も済まして出てきたので,寝台列車ではお菓子を食べながら,持参した雑誌と共に二段ベッドでごろごろして過ごしました.
![]() 【写真:一晩お世話になりました. 明るくて元気な車掌さんたち.】 |
朝6時半ごろ,「グーテン.モルゲ〜ン!起きて!」と車掌さんが箱に入った簡易朝食を持って登場.その後まもなくベルリン中央駅に到着.早朝にもかかわらず,駅内ということで,パン屋さんやお店が開いていてほっとしました.
多少老体にはきつかった(?)ドイツ鉄道の夜行列車なのですが,採算がとれないのか2016年12月15日で,夜行列車の運行を終了するのだそう.とはいえまだまだオーストリアや北欧,東ヨーロッパを行き来する夜行列車は多くありますので,次回はどの夜行列車にトライするか現在リサーチ中です(笑).