ドイツのスポーツクラブ,スポーツフェアライン 〜 ドイツワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
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ドイツのスポーツクラブ,スポーツフェアライン 〜 ドイツワーキングホリデー

【写真:娘の通うテニスクラブ,小さな小屋内がカフェ.】

今回は,ドイツでの子供と大人のためのスポーツクラブについてのお話です.
日本では,学校の部活単位でサッカーや野球などのトレーニングをすることが多いと思いますが,ドイツではスポーツフェアラインといわれる,大人も子供もスポーツをする団体が数多くあり,スポーツをするというとこの団体に入会してメンバーと一緒にトレーニングをするのが一般的です.



ベルリン市内での話ですが,日本の各学校にあるような校庭がないことが多く,体育の授業は体育館内で行い,年一年の運動会となると,区内の大きな競技場をかりて行うという学校がほとんどです.
子供たちの通う学校では,吹奏楽部や合唱部のようなクラブはあっても,スポーツの部活は存在しません.学校対抗スポーツ大会は存在しますが,あまり盛んではなく,スポーツクラブで普段から鍛えている子供たちが選手として選ばれて,試合前に特に練習することもなく,部活のように放課後練習することもしないで,学校対抗試合をします.盛んに開催されているのは,スポーツクラブ対抗試合です.


スポーツクラブでは,たいてい週2回トレーニングが習い事のように行われ,それに参加して鍛えていき,クラブ対抗試合は週末に行われることがほとんどです.子供がスポーツクラブに所属していると,週末は寝坊もしていられません.少年サッカークラブでは,日曜日の朝9時から試合が始まることも多いのです.

娘は現在テニスクラブに入っていますが,4コートあるクラブ内には,格安に食事もできるカフェもあり,週末はたいていおなじみのコックさんがいて,練習のあとには,今日のお勧めメニューをつくってくれます.暑い日はドイツならでは,クラブ内のカフェでビールを飲みながら試合観戦.大人はビールをベンチにおいて,練習することも!ファミリーメンバーも多く,自分がしてきたスポーツを子供に教えながら,週末などに家族全員で楽しむことができるというわけです.たいていのスポーツクラブのメンバーさんたちはとてもフレンドリーで,知らないメンバー同士でもすぐに話をすることができる雰囲気です.


テニスクラブというと高級なイメージですが,ドイツのテニスクラブの年会費は決して高額でなく,子供で1万5千円ほどから,大人で年間3,4万円ほどです.それに,トレーニング代も別にかかりますが,これまたお得です.
私たちのような外国人が異国の地で,体を鍛える,ドイツ語を覚えるため,人脈を広げるため,という意味でも,スポーツフェアラインは大変お勧めです.




2015/05/19(火) まっちょ
No.5816 (ドイツ)

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