スコッチウィスキーとアイリッシュウィスキーの違いとは 〜 アイルランドワーキングホリデー | ワーキングホリデー通信
ワーキングホリデー通信
スコッチウィスキーとアイリッシュウィスキーの違いとは 〜 アイルランドワーキングホリデー

【写真:アイルランドはコークにあるミドルトン蒸留所.】

前回の«「マッサン」から国際結婚を考える(2015年3月10日掲載)»の続編として,今回はウィスキーのお話です.ニッカウヰスキーの創業者であり,日本で初めて国産ウィスキーを作った竹鶴政孝さん,そしてその妻.リタさんをモデルに創作された作品ということで, 国産ウィスキーも受け入れてもらうのが大変な時代であったわけですが,ウィスキーをお手本先として選んで学んだのがスコットランドのウィスキーだったのだそうですね!アイルランドも自分たちのウィスキーに誇りを持っていますが,蒸留所の数はスコットランドが断然多いと思います.


スコットランド観光局によれば,50以上の蒸留所があるのだそうです.アイルランドも以前はたくさんあったそうなのですが,生き残るために吸収.合併を繰り返し,現在は4つ.しかもすべてがフランスや英国,日本といった外国企業に買収されています.
ウィスキーでよく比べられるのが,アメリカ発バーボン.ウィスキー,スコットランド発スコッチウィスキー,そしてアイルランドはアイリッシュウィスキーな のですが,それぞれに違いがあるそうで,蒸留回数が一番多いのがアイリッシュウィスキーの3回,バーボンは1回,そしてスコッチウィスキーは2回というこ とです.
さらに,スコッチウィスキーは製造過程の中で,ピート(泥炭)を使って乾燥させるため,その香りがスコッチウィスキーをスモーキーな香りにするのだとか.




【写真:ミドルトン蒸留所内にある
博物館では,ウィスキー
テイスティングも体験できます.】

私自身好んでウィスキーをたしなむ,というほどオトナではないのですが(笑),アイリッシュウィスキーが一番飲みやすくて好きです.蒸留回数が多いので不純物がその分少なくなり,なめらかでほのか〜甘い口当たりが良いところかなあ,と思います.


ところでウィスキーという英語の綴りは2種類あるのですが,これも違いがあるのだとか.「Whiskey」そして「Whisky」というスペルがそうなのですが,区別がされておりアメリカのウィスキーとアイリッシュウィスキーには前者,スコッチは後者の綴りが用いられるのだということです.日本のウィスキーの場合は,やはりお手本がスコッチウィスキーであったことから,スコットランドと同様の「Whisky」が用いられているようです.

私はやはり«ウィスキー»の語源となったゲール語の,Uisce beatha(ウィシュケベァハ/「命の水」の意)が一番良いなと思います.でもスペルが難しい…….



2015/04/07(火) Uisce
No.5790 (アイルランド)

TOPに戻る

(C)copyright 2025
ワーキングホリデー通信