田舎でのんびりヴァカンス 〜 イタリア旅行 | ワーキングホリデー通信
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田舎でのんびりヴァカンス 〜 イタリア旅行

【写真:田舎の長期滞在型アパート.】 |
南イタリアで40度を超える猛暑が続き,北イタリアでも連日35度以上という暑さ...しかしもうすぐ「夏のヴァカンス」なので,皆ウキウキしています.

【写真:キッチン付きなので便利】 |
大多数のイタリア人は海へ出かけるのが「習わし」のようになっているのですが,ここ数年は田舎でのんびり滞在というスタイルが流行り,特に農業が盛んな中部イタリア(トスカーナ州やウンブリア州)で緑に囲まれ,もと農家をホテルやアパートにした所に1〜2週間,なにもしないで過ごす...こういうヴァカンスを楽しむ人々が増えてきました.
その土地のワインを飲み,名物料理を食べるのが一番の楽しみです.

【写真:部屋もシンプルで落ち着けます】 |
ヴァカンスとはもともと「空白」という意味があるので本当に何にもしないでボーッとプールサイドで寝そべったり,近所のジェラート屋(どこにでも必ず一軒はある)で大量にジェラートを食べて,お昼寝して,ちょっとお散歩して,美味しい夕食を遅めに食べて,寝る.
まさに「日常から遠く離れ,空白の時間を過ごす」という感じです.
そしてこれこそが,イタリアでのヴァカンスなのです.
田舎でのんびり,というのは北イタリアの都会からの人が多く,排気ガスにまみれての日常生活から脱出するかのように空気のきれいな田舎を求めて「民族の大移動」のごとく南下していく様子は毎年この時期のニュースの目玉です.

【写真:海がない所はほとんどプール完備】 |
日本だと車の渋滞に巻き込まれて,その疲れも癒えぬまま,またトンボ帰り.
しかしイタリアでは渋滞に巻き込まれた後,少なくとも2〜3週間,多ければ1ヶ月の「空白」期間があるので日頃の仕事の疲れ,日常生活からの逃避が十分に行われ,9月からの「エネルギー」を養える訳です.
イタリア人にとって(他のヨーロッパ諸国においても)ヴァカンスは1年のうちで大切な「行事」である事が分かります.
日本人にとっては,羨ましいのひと言ですね...
2010/07/23(金)
Maliarda
No.3445
(イタリア)
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