シングリッシュとは!? 〜 シンガポールワークホリデー | ワーキングホリデー通信
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シングリッシュとは!? 〜 シンガポールワークホリデー
Singlish(シングリッシュ)は,シンガポール人が話す「シンガポール英語」のことですが,この言語を検証してみると,英語ではないのでは?と感じることが多々あり,英語の一種というよりも「英語に酷似した言語」といったところです.具体的にシングリッシュにはどのようなものがあるか,例を挙げてみます.

Yar(ヤーラ,のような発音)=Yes
No lah(ノーラ)=No
Ok lah=Ok
この3つは毎日のように耳にします.シングリッシュが,マレー語や標準中国語,福建語,タミル語などが混じった英語で,「異言語間の意思疎通のために自然に作られた混成語」と定義されるピジン言語の一種とされる所以と言えるでしょう.

また,LとRの発音の区別が苦手な日本人は多いようですが,シンガポール人はRをLで発音していることが多く,veryがvely,alreadyがoleddyという感じになります.シンガポール人から携帯電話のメッセージを受けた際,oleddyと書かれていたので,常用語として見なしてもいいかもしれません.
また,文法ではかなり省略されたものが使われているようです.○○してよい?という疑問文は,Can I 〜?となり,答えとしては,Yes, you canやNo, you can't となるのが普通ですが,シンガポールでは,この答えがCan can!となったり,can not!となります.さらに省略されてしまうと,疑問文の時点でcan? or not?となってしまいます.ある意味単純でわかりやすいのですが,ダイレクト過ぎる感じがします.いずれにせよ,これもまた日常的に使われています.

ちなみに,シンガポール政府は'Speak Good English'というキャンペーンのようなものを打ち出していて,シングリッシュには肯定的ではないようです.

2010/07/09(金) 姐さん
No.3427 (シンガポール)

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