トリノの世界遺産 〜 イタリア旅行 | ワーキングホリデー通信
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トリノの世界遺産 〜 イタリア旅行

【写真:ヴェナリア宮殿をバラ園から望む.】
2007年に修復を終え,世界遺産にも登録されている ヴェナリア王宮に行ってきました.
(世界遺産に登録されているのは『サヴォイア家の王宮群』としてトリノをはじめ, ピエモンテ州に色々と存在します.ヴェナリア王宮はそのうちの一つです)

王宮は,トリノ市内から西北10kmほどの所にある 人口3万5千人ほどの町ヴェナリア.レアーレにあります.

【写真:美しい白い回廊】
もともとはカルロ.エマヌエーレ2世(17世紀)の 狩猟用の館として建てられたのですが,フランス軍の戦火にまみれて 破損,そしてその後ヴィットリオ.アメデオ2世は シチリア人建築家ユヴァッラ(彼はトリノに20年間 滞在し,アメデオ2世のもと宮廷建築家として働く)に 再建工事を依頼し,18世紀,華麗で優雅なバロック様式の館に 生まれ変わりました.

どうしても見たかったこの真っ白い回廊は「ディアナの回廊」と呼ばれています.
あまりの美しさにうっとり.大きな窓からは 80ヘクタールにも及ぶイタリア式庭園が 青々と見え,ちょうど白バラが「花のアーチ」を 彩り,芳しい香りもその辺り一面に充満...もちろんお庭も見学可能です.


【写真:聖ウベルト礼拝堂】
聖ウベルト礼拝堂もユヴァッラの設計で,シンプルだけど優雅な雰囲気の漂う空間でした.

その他,バロック調の衣装を着た人形の展示もあり,当時こういう貴婦人たちが,この宮殿で...と想像するだけでも楽しいです.
アメデオ2世夫人でヴェルサイユで結婚した ルイ14世の姪アンヌ.マリー.ドルレアンなどが 着ていた衣装なのかもしれない...などと 思って見ていました.

宮殿の外のヴェナリア.レアーレの町は小さいながら道の両側にレストランやカフェが立ち並び,ちょっと一息入れるのにも便利です(ちなみにジェラートが美味しかった!!)あまり日本には知られていない所ですが,バロック建築が好きな方は絶対満足できる場所だと思うのでオススメです.

【写真:バロック.ロココ調のドレス】


2010/06/25(金) Maliarda
No.3402 (イタリア)

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