ネイティブバードを守る! 〜 ニュージーランドワーホリ 〜 | ワーキングホリデー通信
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ネイティブバードを守る! 〜 ニュージーランドワーホリ 〜
先日南島のウェストコーストの森林が火事になりました.この火事は,ハンターの火の不始末かもしくはアンチDOC(Department of Conservation:環境保護局のようなもの)による放火が原因といわれていますが,この事件はニュースでも大きく取り上げられました.

もちろん,山火事だけでも大きなニュースなのですが,なぜかというと,そこには世界でもっとも有名なニュージーランドの鳥,「キーウィバード」が住んでいるからです.今回はラッキーなことに,DOCからは今回の火事でキーウィの数が減ったという情報はないそうです.
しかしながら,キーウィは夜行性でめったに表に現れません.ではなぜ彼らは,めったに現れないキーウィの数を把握しているのでしょう?

実は現在,キーウィは絶滅の危機に瀕している動物のひとつで,キーウィの卵から孵化するとそのキーウィをひとまず預かり,自然に出しても大丈夫になるまで人の手で育てられます.そうしなければ,自然界の動物(特にポッサム:いたちのような動物)に食べられてしまうのです.そして,その後放されるわけですが,キーウィ一羽一羽にチップをつけ,彼らがどこにいるのか,そしてどこに巣があるのかが分かる仕組みになっています.ですので,彼らはキーウィの所在が分かり,何匹生存しているのかが分かるわけです.ちなみに,今回の火事は昼間に起こったため,キーウィは巣の中で眠っていたため助かったそうです.

動物や自然を愛する国民のニュージーランドでは,こういう動物保護に対しての関心が高く,ニュースでもよく見ることができます.インターネットでも見ることができるので,興味がある方はチェックしてみてくださいね.
2010/02/23(火) lovey
No.3207 (ニュージーランド)

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