春節快楽! 〜旧正月を祝う〜 シンガポールワーホリ | ワーキングホリデー通信
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春節快楽! 〜旧正月を祝う〜 シンガポールワーホリ
【写真:ショッピングセンターのお正月商品特設コーナー】
大晦日の夜,つまり新年を迎える時には,日本だけでなく世界各地でカウントダウンをしたり,年を越した瞬間に花火を打ち上げたりして新年を祝いますが,シンガポールではもう1つ別のお祝いイベントがあります.それは,旧正月です.中華系住民の多いシンガポールでは,旧正月の元旦およびその後の数日間は祝日となっています.今年の旧正月の元旦は2月14日でしたが,街の様子はクリスマスの飾り付けが終わると旧正月のものへと変化しました.
【写真:スーパーで買い物した際に
もらった紅包(アンパオ)】
近年の日本では核家族化が進み,大家族で正月料理を囲むという機会が減っているようですが,シンガポールでも同様の傾向で,家で正月料理を嗜むというよりは,街のレストランで食事を楽しんだり,宅配の食事を注文したりすることが多いようです.また,日本では年末にデパートやスーパーなどで,家族団らんのために通常よりも大きめのファミリーパックと呼ばれるお菓子やおつまみ,飲み物が売り出されますが,ここシンガポールでも同様に特設コーナーが設けられ,通常よりも大きめの食べ物が売り出されている様子が見られました.
【写真:コンドミニアムでも提灯の飾り付け】
日本のお正月には,子供にお年玉をあげるのが習慣となっていますが,シンガポールでも紅包(アンパオ)と呼ばれるお年玉袋にお金を入れて子供にあげる習慣があります.今年の干支は虎ですので,旧正月前になるとスーパーなどで買い物をした際におまけとしてこの紅包がついてくることもありました.
そして,日本では門松を飾る習慣があるように,シンガポールではおめでたい色とされる赤色の提灯が飾られたり,新年への願いを込めた文字,例えば「恭喜發財」(=直訳するとお金が儲かりますように,の意)や「萬事如意」(=願いが叶いますように,の意)が書かれた掛け軸が飾られたりしました.中国本土の雰囲気とは若干異なるかもしれませんが,シンガポールでも中華文化に多く触れることができる機会の1つと言えそうです.
2010/02/19(金) 姐さん
No.3201 (シンガポール)
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