シンガポールの生活費は? 〜その2〜 ワーホリ生活 | ワーキングホリデー通信
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シンガポールの生活費は? 〜その2〜 ワーホリ生活

【写真:街のあちこちに見られるHDB】
シンガポールでの生活費がどのくらいかかるか?をテーマに前回は食費に焦点をあてて紹介しましたが,今回は「住居」を取り上げたいと思います.
淡路島の面積と同じ程度の狭い土地に約470万人(2008年現在)が居住するシンガポールでは,一戸建ての家屋は少なく,10〜15階建ての高層住宅が数多く存在しているため,シンガポールに住む=高層住宅に住むといっても過言ではありません.また,日本のように一人暮らし用の住宅は特に少なく,現地採用で勤務している人や留学生の多くはこうした住宅を2〜4人でシェアして住むことが多いようです.


【写真:コンドはリゾート地のような趣】
高層住宅は,HDBと呼ばれる住宅政策を担う国の機関が建てたものと,コンドミニアム(略してコンド)と呼ばれる民間企業が所有するものとに大別されます.前者は日本でいう公営団地,後者はマンションといったイメージです.HDBは外見が無機質なものが多く質素な印象ですが,HDBによっては,建物の1階部分に前回紹介したホーカーが入っていたり,食品店や雑貨店,美容室などが入っていたりすることもあります.一方コンドは,敷地内にプールやテニスコート,簡単なジムやバーベキューピットといった設備が完備していることが多く,リゾート地のような趣です.

シェアの場合のそれぞれの家賃ですが,HDBは600ドルから800ドル,コンドは800ドルから1200ドルが相場です(1シンガポールドルは約65円).この家賃の中にはPUBと呼ばれる光熱費やインターネット接続料が含まれている場合とそうでない場合がありますが,PUBの目安としては,3人シェアで1ヶ月100ドル程度,つまり1人当たり30ドル程度となり,インターネット接続料もこれと同じ程度の金額のことが多いようです.さらに,デポジット(敷金)として家賃の1か月分が必要な場合もありますので,家賃の他,光熱費やデポジットの要.不要も考慮に入れ,余裕を持って家探しをした方がよいでしょう.

2010/01/22(金) 姐さん
No.3156 (シンガポール)

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