シンガポールでの公的文書は英語で記載されることが多いものの,このように多様な人々が集まっているお国柄且つ4つの公用語がある環境においては,それぞれの言語が公平に扱われる必要があります.その代表的な例として,駅のプラットフォームでの駅名や電車内でのアナウンスが挙げられます.写真は電車の乗降口の上にある駅名の看板ですが,セラングーン駅の場合,まずは英語で'Serangoon',その下にセラングーンの中国語表記である实龙岗(発音はShi Long Gangで英語の発音に近い音が充てられている)が表示されており,隣の乗降口の上には,英語上記の下にタミル語が表示されています.また,駆け込み乗車に注意を促す文言は4言語で表示されています.そしていざ電車に乗ると,アナウンスは英語,中国語,マレー語,タミル語の順に流れます.