公用語は4言語 〜 シンガポールワーホリ 〜 | ワーキングホリデー通信
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公用語は4言語 〜 シンガポールワーホリ 〜

【写真:セラングーン駅の駅名表示(英語.中国語)】
わずか淡路島程度大きさのシンガポールは,中華系を始めとした多民族国家です.そのため,英語,中国語,マレー語,タミル語の4言語が公用語となっており,街の至る所で様々な言語の看板を目にすることができ,様々な言語を耳にすることができます.また,言語に留まらず,それぞれの民族色豊かな街も形成されており,MRT(地下鉄のこと.区間によっては地上を走行)の駅の中にはChina TownやLittle Indiaといったものもあり,文字通り中華街やインド街の最寄り駅となっています.7割以上が中華系を占める国ではあるものの,China Townに行けば中国色がより強い空間がありますし,Little Indiaの駅に降り立てばその瞬間にはインド料理独特のスパイスの香りがしてきます.


【写真:セラングーン駅の駅名表示(英語.タミル語)】
シンガポールでの公的文書は英語で記載されることが多いものの,このように多様な人々が集まっているお国柄且つ4つの公用語がある環境においては,それぞれの言語が公平に扱われる必要があります.その代表的な例として,駅のプラットフォームでの駅名や電車内でのアナウンスが挙げられます.写真は電車の乗降口の上にある駅名の看板ですが,セラングーン駅の場合,まずは英語で'Serangoon',その下にセラングーンの中国語表記である实龙岗(発音はShi Long Gangで英語の発音に近い音が充てられている)が表示されており,隣の乗降口の上には,英語上記の下にタミル語が表示されています.また,駆け込み乗車に注意を促す文言は4言語で表示されています.そしていざ電車に乗ると,アナウンスは英語,中国語,マレー語,タミル語の順に流れます.


【写真:駆け込み乗車に注意を促す文言は4言語で表示】
日本の都市部では日本語以外の言語で駅名が表示されているところもありますが,このような多様性を日々感じることができるのは多民族国家シンガポールで生活する上での醍醐味ではないでしょうか.


2009/12/25(金) 姐さん
No.3104 (シンガポール)

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