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世界最大のデザイン見本市

世界最大のデザイン見本市
チューリップの花も鮮やかなデザインの1つ。

 4月に入り、それまではなんて長い冬だろうとウンザリしていたのが、燦々と太陽が輝く日が一気にやってきて、ぐんぐん気温が上がり、ジェラート屋の前には早速長蛇の列が。そしてこの時期、ミラノの街全体がお祭り騒ぎのようになる、サローネ・デル・モービレ(デザイン家具の見本市)が1週間開催されます。



世界最大のデザイン見本市
歴史的建築物と現代デザインの融合。

 このサローネは世界中から集まるデザイン家具やインテリア雑貨などの業界のネットワークを広げるのが目的で、1961年から毎年行われている歴史ある見本市です。172ヶ国から37万人以上の人が訪れるという世界的にも有名かつ最大の見本市でもあります。これとファッション・ウィークが、ミラノをデザインとモードの街であることを世界中に知らしめているといっても過言ではないでしょう。



世界最大のデザイン見本市
18世紀の邸宅とブランコという
異質の組み合わせ

 会場は大きくわけて2ヶ所。1つは巨大な展示会場フィエラで行われ、もう1つはずばりミラノの街の中です!ここがミラノのサローネの面白いところで、いかにも展示会場という所のみならず、街の小さなギャラリーや雑貨屋さん、イベント会場、そして普段は一般開放していない歴史的建築物などが会場となって、世界中のデザイナーやアーティスト達の作品を展示しているのです。
個人的に面白いなと思うのが、18世紀の貴族の邸宅に現代のデザインとの融合。こういう事が出来るのもミラノならではだし、デザイナーや業界の人のみならず、普通のミラノ市民も無料でこうした最新デザインに触れられるのも素晴らしいことですよね。お天気の良い日なら、ベビーカーを押しながら、または小さなお子さん連れの若いお母さんが素敵なインテリアを眺めていたり、お年寄りのご夫婦が仲良くデザイン雑貨を見ている姿は微笑ましいです。もちろん外国人である私も目の保養をさせてもらっています。

世界最大のデザイン見本市
屋内のみならず、屋外にも色々な展示が。

 ただこの時期、本当にすごい人出になるので、地下鉄は常に混んでいるし、道路も大渋滞、レストランやカフェも人が溢れているし、夜遅くまで騒いでいる若い人たちが大勢いるので、ちょっと疲れてしまうのが難点・・・ですが、素敵なデザインや家具を見る楽しみのほうが大きいので、少々のことは我慢ですね。

2018年04月24日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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