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クリスマス・シーズンの始まり

クリスマス・シーズンの始まり
毎年恒例のクリスマス・ツリー。

 12月に入ったとたん、ミラノはクリスマス・シーズンに突入した感を増していきます。色々な通りや広場、運河はイルミネーションで飾られ、クリスマス市が立ちます。世界でも指折りのオペラ座、いわゆるスカラ座ではシーズンの幕開けを告げる最初の公演が開幕する12月7日の「サンタンブロージョの日(ミラノの守護聖人を祭る日)」が、ミラノ市にとって、またミラノの人にとって特に重要な日になります。先日ミラノの大聖堂前には30メートルの高さのモミの木が設置されました。これを見ると「あぁ、今年もクリスマスだなぁ」と思います。


クリスマス・シーズンの始まり
ミラノの守護聖人を祭る
サンタンブロージョ教会。

 ミラノ地下鉄の緑線(M2)のSant'Ambrogio(サンタンブロージョ)駅を降りるとすぐ眼の前にミラノの守護聖人サンタンブロージョを奉る教会があります。
この教会はミラノ最古の教会としても有名で、起源はなんと4世紀(386年)と言われています。聖アンブロージョは古代キリスト教カトリックにおいて四大聖人のひとりに挙げられるほど有名な聖人。その聖人を祭る日12月7日はミラノ市だけが祝日になっているのです。


クリスマス・シーズンの始まり
クリスマス市も大賑わいです。

 長い歴史を持つ教会ですが、9世紀から11世紀にかけて再建されました。建築面ではリヴ・ヴォールトを多く取り入れた例として初期の建物として有名です。 祭壇右奥側の奥にある礼拝堂は4世紀のもの。中には5世紀のモザイク画で飾られています。キリストと聖アンブロージョの生涯が金色の漆喰で描かれた主祭壇の天蓋がとても有名です。


クリスマス・シーズンの始まり
クリスマスの名物パネットーネ。

 今年のスカラ座はウンベルト・ジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」で幕を開けるようですね。最初の公演日チケットは高額すぎて、とても手が出ませんので、家でテレビ中継を見るだけですが、これでも十分楽しめます。またこの日を境に色々な場所でクリスマス市も始まり、来年1月6日の公現祭まで開催してますので、この時期にミラノに旅行される方はこうした市やイルミネーションも楽しんでください。あと12月17日にはミラノのガッレリアで高さ2メートル、140kgのパネットーネがお披露目されるのだとか・・・もしかしたら通行人に振舞うのかも?これも見逃せないですね!ただこの時期、ミラノは底冷えしますので、くれぐれも寒さ対策を忘れずに!


2017年12月05日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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