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ドイツでのサミット開催

 7月始めにドイツ・ハンブルクで世界の首脳達が集まるG20が開催されました。
サミット開催時は、開催に反対する人達のデモが激化することがよくあります。
そのため、開催国は事前に綿密なセキュリティを整えます。
開催前から、デモ参加者たちが各国から容易にアクセス出来る都市であるハンブルクでの開催は不安視されていました。


 さらに、直前にセキュリティにあたるためにベルリンから現地に送られていた200名を越す警察官たちが泥酔するなどして、ベルリンに送り返されるなどのスキャンダルも勃発し、多くの不安要素を抱える中での開催となりました。
それに加え、昨今の国際情勢(移民問題、環境問題)や参加各国の首脳間で広がる意見の相違は緊張を高めました。


 サミットの警備には、ハンブルク警察をはじめ約2万人の警官が配置され、会場周辺は一般立ち入り禁止になりました。市民にももちろんその影響は及び、不便を余儀なくされました。


 結果として、サミット開催前、開催中、開催後も目を疑うようなデモ隊と警察の激しい衝突が繰り広げられ、中には暴徒化したデモ隊がごみや車への放火、店舗、事務所などの損壊、陳列されていた商品を盗むなどの行為が行われました。
負傷した警官の数も75名にのぼり、後味の悪いG20になったようです。
日本同様、平和なデモの開催を憲法で保証しているドイツですが、参加者、警察両者のモラル向上を願いたいものです。




2017年08月01日(火) written by Adler from (ドイツ)
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