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コークのコーヴにいる少女は誰? 〜 アイルランドワーキングホリデー

コークのコーヴにいる少女は誰? 〜 アイルランドワーキングホリデー 1 ワーキングホリデー通信
コーヴ駅の横には
タイタニック号の記念画がありました。

 アイルランド南部コーク州(Cork)には、コーヴ(Cobh)という小さな町があります。
 本当に小さな町で10分で町一周できてしまえそうな所なのですが、タイタニック号が大西洋を渡ってニューヨークへ処女航海に出発する前、最後に寄港した町で有名な町でもあります。タイタニック博物館があったり、タイタニック号ゆかりのものを感じさせるものが、あちらこちらにあるコーヴなのですが、この町を通りかかるたびに気になる像がありました。



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ニューヨークのエリス島移民局で
最初に登録されたアニーと弟たち。

 お母さんと二人の息子たち?っぽい像……だと長年思っていたのですが、実は女性はこの二人の男の子のお姉さんで、3人で船に乗りアメリカへ移住した子どもたちなのだそう。
 それにしても、なぜ多くの老若男女がアイルランドから新天地アメリカへ移住したのに、この少女と少年たちが像になったかといえば、1892年にニューヨークに新しく開設された“移民の島”ことエリス島(Ellis Island)移民局で、1番最初に上陸・登録されたのがこの少女だったからだといいます。
 当時本当は17歳半だった少女、アニー・ムーア(Annie Moore)は、数年前に米国へ一足先に移住した両親が、乗船運賃を少しでも安く抑えるため、年齢を15歳だとサバを読んで乗船させたと聞きました(苦笑)。


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コーヴヘリテッジセンター。
食堂やお土産屋などもあります。

 今は飛行機で簡単にどこでも行ける世の中ですが子どもたちだけで、船の長旅をして未知の国へ行くってなんだか凄いですよね。
 果たして、アニーにとって異国での暮らしはやはり色々と大変だったようで、ドイツ人の旦那さんとの間に11人の子宝に恵まれたものの、彼女自身は心臓病で50歳で亡くなってしまいます。
 その後アニー・ムーアのお墓が2008年に別の場所へ移されて、そのための式典が行われた際、当時まだ大統領になる前だったオバマ前大統領からの手紙も墓前で読まれたりしたそうです。


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当時のタイタニック号
乗船チケット販売ポスター。

 現在もアメリカやカナダ、オーストラリアなどに移住するアイルランドの若者は多いですが、アニーは飛行機で一気に海外へ行ける現在の状況を見て、どういう感想を持つのでしょうか。

2017年04月04日(火) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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