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リユース先進国ドイツ プラスチック製品をなくす

リユース先進国ドイツ プラスチック製品をなくす
ベルリン市内にあるオーガニック
スーパーでの量り売りコーナー

 日本で販売されている飲料はペットボトルやプラスチック容器が多く、日本に帰るたびにそのペットごみの多さに唖然とします。もちろん再生目的でペットごみとして集められていますが、自動販売機もどこにでもあるので、どこでもペットボトル入り飲料を買って、飲んで、ごみになってしまう、という感じでしょうか。

 ドイツでは、以前から飲料容器にリユースシステムが導入され、プラスチックと瓶容器のデポジット制、近年ではペットボトルのデポジット制も導入され、ペットボトル入りの飲料を購入した場合、25セントのデポジット費を支払い、使用後にスーパーに持っていくと購入時に支払ったファンド費用が戻ってくるというシステムです。

日本でもこのようなリユース瓶システムがありますが、ドイツでは瓶のリユースシステムはデポジット費システムが導入されているので、回収率が高く、そしてペットボトル容器のデポジット費システムも定着しています。
確かに、そのため、日本のようにペットボトルごみを道端などで大量に見ることはなく、スーパーに持っていくのは面倒だな、と思う時もあります。しかし、さすがエコ意識の高いドイツ人をタイプ別にすると、こんな感じに。


エコ意識の高いドイツ人のタイプ
1 面倒と思うなら、ペットボトル入りの飲料を買わなければいいんだと、なるべくペットボトル入りの飲料を購入しないようにする人
2 空ペットボトルを集めているホームレスや生活保護を受けている人に寄付金として空ペットボトルをあげる人
3 文句を言わず、空きペットボトルをスーパーに持っていき、デポジット費を取り戻す人
というこれらのパターンがあるように思います。

 ベルリンには、以前から容器に入っていない商品が売られている量り売り専門店もありますが、最近はオーガニックスーパーでこの写真のような、量り売りのコーナーも登場し始めました。こちらでは容器を持って行って、またはその場で購入し、ミュズリーやコーンフレーク、豆やナッツなどを量り売りで購入することができます。

 今年に入ってからは、スーパーだけでなく、ほとんどのデパートやHMのような衣料店でも紙やプラスチックに関わらず、買い物袋が有料になりました。
私も日常のごみでプラスチックが多いと感じ、なるべくプラスチック入りの食品を購入しないようにしたいと願いつつも、なかなか100パーセント実現にはほど遠い状態ですが、オーガニック店だけでなく、全面的に今後プラスチック容器や包装での販売が減っていくことを願っています。


2017年03月21日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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