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ベルリン国際映画祭

 カンヌ映画祭、ヴェネチア映画祭に並んで世界3大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭がドイツ・ベルリンで開催されました。
67年目を迎えるこの歴史と権威のある映画祭は、社会派の作品が多く出品される傾向にあります。
最高賞は作品賞にあたる金熊賞 (Goldener Bär)。
ベルリンの市の紋章にちなんでこの名前が付けられました。

 今年のオープニング・フィルムに選ばれたのは、1943年のナチス・ドイツ占領下のフランスを舞台に、ロマのギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの生涯を描いた「Django」。
ナチが彼の音楽を使いたがったことから、ジャンゴはドイツに行くことを拒みました。そして、近年の社会を象徴する「移民」や「 LGBT ( 性的マイノリティーの人たち)」をテーマに扱った作品などがあり、政治的なメッセージが盛り込まれていたり、時勢を象徴する作品が目立つのもこの映画祭の特徴です。


 最高賞の金熊賞を競う長編コンペティション部門には、日本からSABU監督の「ミスター・ロン」が出品されましたが、惜しくも受賞は叶いませんでした。
先述のLGBTを題材にした映画に贈られるテディ賞の審査員特別賞は、日本人の荻上直子監督が受賞する快挙でした。
これからも時代の流れと共に進化し続けるベルリン映画祭は注目され続けることでしょう。



2017年03月14日(火) written by Adler from (ドイツ)
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