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日本のイメージ 〜 ドイツワーキングホリデー

 『驕れる白人と闘うための日本近代史』というなんとも挑発的な題名の本を読み始めました。これは日本人である著者がドイツ人に向けてドイツ語で書いた本で、西洋人の優越感と奢りに基づき一方的な視点から語られる近代以降の歴史観を非難し日本人に対して抱かれる誤った認識や偏見を正す内容で、ドイツでも出版当時物議を醸したとのこと。
非常に興味深い内容で、読後の所感などは機会があれば書くとし、この中で書かれている西洋人が抱くステレオタイプな日本人像について読んでいると、私自身の体験を思い返さずにはいられません。

 今回は、 西の国境沿いで比較的リベラルで外国人に対してオープンな土地柄と言われるこの地で出くわした面白い勘違いや認識を少し紹介したいと思います。
よく言われるような日本を中国の一部だと思っているような人には出会ったことはありませんが、日本から来たというと中国文化を連想する人は多いです。両手を胸の前にあわせて深々とお辞儀をされることもよくあります。

 亡くなったら鳥葬をしたり、雨に濡れている人がいたら自分も傘をたたんで一緒に濡れることを美徳とするというような、スピリチュアルでミステリアスな東洋の国だと思っている人も。
ドイツ語のクラスでは、ルーブル美術館ではカメラを首に下げた日本人ばかり、という軽口を言って私の存在に気づくと気まずい顔をした講師もおり呆れました。
日本の会社では上司が退社するまで部下たちは家に帰れないんでしょ?と質問されたことが何度かあります。これは大部分ではないにしろあながち間違いではないでしょう。担当する仕事の範囲や責任所在が明確であるドイツ人には理解不能な文化なのだと思います。

 アニメやサブカルチャーが身近にある若い層とは異なり日本に対する知識も興味もない比較的年配の人々にでさえも、日本といえば原発問題がパッと思い浮かぶということが多いというのは悲しい現実です。


2017年01月10日(火) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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