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ドイツの幼稚園事情

ドイツの幼稚園事情
公園で遊ぶ子供たち

 日本では保育園不足や待機児童問題が深刻だといいます。ここドイツも同じく、赤ちゃんや幼児を抱える多くの母親たちの最大の関心ごとはキンダーガールテン(幼稚園)探しだと言えるでしょう。こちらでは大きく分けて、0歳児から預けられるKITAと3歳以上の子供たちが通うキンダーガールテンがあります。キンダーガールテンは3歳以上のすべての子供が行く権利があり、3歳のお誕生日の前後から通い始めます。

 いずれも日本のように入園式というものがなく、順次空きが出ると親に連絡が来て、子供たちはすぐに通い始めるようです。また、日本のように年齢ごとにクラスが分かれていることがなく、一つのクラスにいる子供たちの年齢はバラバラです。


 0歳から預けることができるKITAの競争は壮絶で、早々に仕事復帰をもくろむ母親たちは妊娠中からKITAの見学や申し込みを開始するようです。希望の時期までにKITAに子供を入れられなかった場合は、ターゲスムッター(保育ママ)に預け空きが出るのを待つ親も多くいるようです。ターゲスムッターは、数ヵ月のトレーニングを経てなることができ、一人当たりに担当する子供の数には上限があるようです(小さい子供なら3人程度)。ターゲスムッターたちが数人集まり、広めの部屋を借り、小さな幼稚園のような形態をとっている場合もあるようです。


 なお、ここドイツでも子供たちによる騒音を好まない地域住民により、新規幼稚園の設置に対する反対運動が起きることがあるようです。日本でもドイツでも小さな子供たちを取り巻く環境は厳しいようです。


2016年12月13日(火) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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